権田修一、清水から1年前に退団を告げられていた…来季の去就は「察してください」
10日、明治安田J2リーグはレギュラーシーズンの全日程が終了した。
J2優勝とJ1昇格を決めた清水エスパルスはホームでロアッソ熊本を1-0で破り、最終戦を勝利で飾っている。
試合後には、今シーズン限りでの退団を表明したGK権田修一(35)がファン・サポーターへの最後の挨拶を行った。
この中で権田は、1年前にクラブから「2024シーズン以降、契約を更新する意思がないことを告げられていた」と明かした。
権田は今シーズン35試合に先発したものの、清水がJ1昇格を決めた10月27日の栃木SC戦から突如メンバー外に。この日の最終戦もベンチに入っていない。
来季以降を見据えたものと思われるが、「来年もJ1で…エスパルスで戦いたかった」と正直な気持ちを吐露した。
ただ、清水での4年間について「僕なりにやれることはやりきった。種は撒いてきたつもり」と自負も語り、「僕を“残さない”と告げてきた方々に後悔させるような活躍を他のクラブでやっていきたい」と話した。
なお、来季の去就については「あまりいろんなことは言えないです。来年のことは何も決まっていないので」と明言を避けたが、「皆さんと対戦しないチームに行くように努力しようかなと思っています。それで察してください」と話すと、会場には笑いと拍手が沸き起こっていた。
2022年ワールドカップで日本代表の守護神を務めた権田だが、大会後は30を過ぎた年齢やJ2所属だったこともあって一度も呼ばれていない。
ただ自身は2026年大会への出場を諦めておらず、新天地から代表復帰を狙うことになりそうだ。