佐々木朗希米移籍でロッテへの譲渡金は3億円以下 山本由伸はオリックスに72億円、あと2年待てば…
ロッテが9日、かねてメジャーへの思いを口にしていた佐々木朗希投手(23)のポスティングシステムを行使してのメジャー挑戦を容認することを発表した。
ロッテの松本球団本部長は「とにかく早く行って勝負したい、若い年齢で勝負したいとはずっと入団当初から言っていました。そういう話をずっとしてきた。最終的には総合的にこちらも判断して今年容認しました」と説明。朗希は球団を通して「一度しかない野球人生で後悔のないように、そして今回背中を押していただいた皆様の期待に応えられるように、マイナー契約から這い上がって世界一の選手になれるよう頑張ります」と決意のコメントをした。
25歳未満でのメジャー挑戦。現行制度では、移籍してメジャーの試合に出場することはできるが、マイナー契約しか結ぶことはできない。契約金も各球団で異なる「国際ボーナスプール」が定められており、制限されている。来年1月15日以降に契約した場合には、米スポーツ専門局「ESPN」によると、契約金は最大でも750万ドル(約11億4000万円)。マイナー契約の場合、ロッテに支払われる譲渡金は契約金の25%と定められており、187万5000ドル(約2億9000万円)となる。
「25歳ルール」まで朗希はあと2年。昨オフ、山本由伸が25歳となってドジャースと結んだ契約は12年総額3億2500万ドル(約465億円=契約当時のレート)だった。12年間プレーした場合、オリックスに支払われるのは約72億円。朗希はあと2年待てば青天井の契約を結び、ロッテにも還元できた。
メジャー契約選手の譲渡金は、契約総額の2500万ドルまでの部分の20%、2500万ドルを超えて5000万ドルまでの部分の17.5%、5000万ドルを超えた額の15%の合計となる。