「取り返しがつかない!」森保監督の選手起用に怒号 “名フォワード”招集もファンが怒り冷めやらぬワケ
11月の北中米ワールドカップ最終予選の2連戦に向けた日本代表メンバー27人が7日、発表された。日本代表は15日にインドネシアの首都ジャカルタでインドネシア代表と対戦した後、19日に中国南部の廈門(アモイ)で中国代表とそれぞれ対戦する。
この発表を聞き、悲喜こもごものサポーターも多いのではないか。
2023年11月のW杯2次予選に選ばれながら、けがのために辞退した古橋享梧(セルティック)が約1年ぶりに代表復帰を果たした。古橋は、欧州リーグでの1シーズンにおける日本人最多得点者という輝かしい称号を持つ名フォワードだ。
古橋に関しては、これまでも代表復帰を推す声は多かった。スコットランドリーグの名門セルティックのエースFWとして活躍し、コンスタントに得点も挙げてきた。2022〜2023年シーズンには26点をマークし、日本人として初めてスコットランドリーグの得点王にも輝いている。
「にもかかわらず、森保一監督からはなぜか声がかからず、熱望していた2022年カタールW杯のメンバーからも落選していたんです。今回は、エースの上田綺世(あやせ)のケガということもあっての選出ですが、サポーターにとってはうれしい限りでしょうね。11月ラウンドは、古橋にとっては代表生き残りをかけた大事な2連戦になると思われます」(スポーツ記者)
一方で「今度こそ!」と選出を熱望されながら、またも落選した選手もいる。チェイス・アンリだ。二十歳の若さながらドイツの名門シュトゥットガルトのレギュラーに近い存在まで成長している。アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれた彼は、身長187センチの高さを生かしたダイナミックなプレーが売り。先の欧州チャンピオンズリーグ、対レアル・マドリー戦でも出場し、日本ばかりか世界でも注目され始めている。
彼はU‐17日本代表を皮切りに順調に各カテゴリーの代表に選出され、パリ五輪日本代表としてもプレーしている。
だが、フル代表の経験はないため、もし父の母国であるアメリカからフル代表の召集を受けて試合に出てしまったら、日本代表としてプレーすることは許されなくなる。しかも、アメリカサッカー協会がチェイス・アンリを狙っている、という噂もある。
この数年、DFラインの中心は富安健洋(アーセナル)だったが、ケガで長期離脱中。その意味でも召集し、1分でも試合に出していれば何も心配する必要はなかったのだが……。
Xでも、森保監督の采配に疑問の声が集まっていた。
《チェイス・アンリが米国代表になったら、森保とJFAの会長の宮本のせいだ! 責任取って辞めても、取り返しがつかない!》
《長友よりチェイス・アンリだろ 招集しようとしたが拒まれたのか、そもそも森保が招集する気がないのか 先を見据えて、アメリカに取られる前に早いとこ日本代表で試合起用しなきゃ》
《森保さんは好き嫌いが激しいからな〜 監督変えれば良いのに》
《森保をクビにして、チェイス・アンリを呼べ!》
次回のW杯は北中米大会。もちろんチェイス・アンリの父の母国であるアメリカも含まれているが、果たして――。