実装されているコンテンツ「恐竜」

写真拡大

キャスタル(大阪市)は、URLリンクやQRコードの読み込みだけでAR(拡張現実)体験が可能なプラットフォーム「KYAST AR(キャスト・エーアール)」のデモアプリのリリースを、2024年10月31日発表した。

ウェブブラウザ上での動作に対応。従来のアプリインストールの手間を省き、手軽に多くのユーザーがAR体験をできる。

ビジネスの場面でも応用できる

スマートフォンのブラウザ上から体験用URLにアクセスし、好きなコンテンツを選ぶ。現在デモ版に実装されているコンテンツは、車、人物、恐竜、たぬき、豚カツなどだ。

選択後、カメラ画面に切り替わり、該当コンテンツが現れる。すると、たとえば街の風景に恐竜が現れるような写真が撮れる。

対応端末は、iPhoneの場合iOS 16.0以上 、iPhone11またはSE3以上で、ブラウザは、Safari、メモリ(RAM)は4GB以上。Androidの場合は、Android 11.0以上で、ブラウザはChrome、メモリ(RAM)は6GB以上となっている。

発表資料によると、「KYAST AR」はゲームエンジン技術を基盤として開発されている。広告、イベント、エンターテインメントとさまざまなシーンでのAR活用ができるようになるという。

クライアントのビジネス用途に合わせた多様な応用も可能となる。例えば、商材やサンプルを持ち運ぶことが難しい場合や展示スペースが限られる場合、ARで商材のモデルや動作を仮想展示し、手軽にプレゼンテーションが行えるという。

他にも、観光地限定のAR体験コンテンツの提供が考えられる。例えば、歴史的建造物や景観にまつわるエピソードを3D表示したり、観光地のキャラクターと写真を撮影できるAR機能を組み込んだりといった活用方法だ。