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 今年、地域を盛り上げた作品とその地域を顕彰する「第15回ロケーションジャパン大賞」のノミネート40作品と61地域が決定し8日、主催の雑誌「ロケーションジャパン」編集部(発行・地域活性プランニング)から発表された。お笑い芸人・友近(51)が主演したYouTube「友近サスペンス劇場 外湯巡りミステリー・道後ストリップ嬢連続殺人」と舞台地・愛媛県今治市がYouTube作品として初選出。グランプリなど各賞は来年2月20日に発表される。

 友近の地元・愛媛を舞台に、1980年代の2時間サスペンスドラマを再現した同作。YouTubeチャンネル「フィルムエストTV」で9月13日に公開され、約1時間半の長尺動画ながら、再生回数約360万回と大きな話題を集めた。

 同編集部によると、東京・池袋HUMAXシネマズなどの映画館で上映会が行われたことからノミネート対象となり、候補入りの“快挙”につながった。グランプリや部門賞に輝くか、注目される。

 前回のグランプリは昨年のNHK大河ドラマ「どうする家康」と静岡県浜松市で、大河のグランプリは13年ぶり。今年の「光る君へ」と福井県越前市・滋賀県大津市・京都府宇治市も大河2年連続の栄誉へノミネート。他に今年度前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」と東京都千代田区・新潟県三条市・愛知県名古屋市なども候補入りした。

 ノミネート条件は「2023年11月1日〜24年10月31日に公開、放送された映画・ドラマ・アニメ作品」「ロケ地感があった作品」「ロケツーリズムに取り組んでいる地域からの自薦作品」。地域の変化(観光客の増加・経済効果・CM換算効果)が見られた作品と地域を編集部が調べ、選出した。

 グランプリの選考基準は(1)支持率(2)ロケ地行楽度(3)撮影サポート度(4)地域の変化、の4つの指標を基にポイント化して算出。(1)は一般投票で、11月8日(金)午前10時〜12月11日(水)午後11時59分まで(投票はhttps://forms.gle/wTq7bLezwMeuZayp6から)。