〈第二の頂き女子〉逮捕された“井田しずく”はホス狂だった! 90人から被害総額1億円、騙し取ったカネは泡に…
〈第二の頂き女子〉と捜査関係者に呼ばれている井田しずく容疑者。警視庁は11月7日、詐欺、窃盗の容疑で井田しずく容疑者と新宿区在住の無職女性(28)を逮捕したことを発表した。10月の詐欺での逮捕につづき、二度目の逮捕となる。集英社オンラインはこれに先立ち、井田しずく容疑者がマッチングアプリで出会った男性たちから借りた多額の金を返済していなかったことを報じた。さらなる取材で見えてきたのは、歓楽街・歌舞伎町での豪遊だった。
〈修正なし〉送検されるスッピンの井田容疑者、被害者に送ったおねだり自傷LINEも
ホストクラブのビルに位置情報が…
井田容疑者らは10月4日、マッチングアプリで知りあった男性会社員(33)にSNSなどのメッセージを利用して「給料が盗まれ託児所代が払えない」等と嘘をつき現金34万6000円を騙し取り新宿区内のATMで引き出したとして詐欺、窃盗の容疑で11月7日、新たに逮捕された。社会部記者が解説する。
「井田容疑者は男性に『親の借金を肩代わりして貯金ができなかった』『仕事はキャバ嬢で、ロッカーに給料をいれて盗まれた』『託児所代も払えない、元旦那とは親権を争っている』といった内容のメッセージを男性に送り、金をおねだりした。文の途中で『死にたい、人生詰んだ』など不安を煽っており、これまでの“事件”と同じパターンです」
♯1、♯2で報じたとおり、井田容疑者は33歳の会社員男性だけでなく、マッチングアプリで出会った別の男性からも総額約2400万円を借りたまま返済しておらず、被害男性が民事訴訟で井田容疑者に返済を求める訴訟を提起し、約2200万円の支払命令が出ている。
さらに、被害者はほかにも全国各地に多くいるとみられる。XなどのSNSでも「“井田しずく”に多額の金を貸し、返してもらえない」という被害を訴える投稿が目立つ。こうした投稿を鑑みると、“井田しずく”が騙し取った金額は数千万円を超えると推定される。
では一体、井田容疑者がせしめた金はどこにいったのだろうか。
「井田容疑者は容疑を認めたうえで、騙し取った金の使い道を歌舞伎町のホストに貢いだと供述している。実際、歌舞伎町では井田容疑者は複数のホストクラブがテナントとして入る商業ビルに頻繁に出入りしてる痕跡も確認できた。ただしその金の流れがホストだけでなく一部暴力団関係者にも流れていた可能性もあり、捜査は慎重におこなわれている」(捜査関係者)
#2で報じた被害者のAさんの元にも、井田容疑者は「歌舞伎町にいる」と位置情報が何度か送られてきたという。井田容疑者の知人はこう話す。
「地元ではしずくがホストクラブにはまっていたと有名でした。しずくは10代のときに子どもを出産しましたが、実家に預けたままで、ほとんど地元で見かけることはありませんでした」
「界隈から行方を探されていた井田容疑者」
通った店は1軒ではない。複数のホストクラブに出入りしていたという。
「しずくは2回の婚姻歴があります。1回目は地元の先輩だったようですが、2回目の結婚相手はホストだったんです。夫の店は元々は横浜市にあり数年前に潰れました。その後は歌舞伎町の店舗を転々としていたようです。
しずくはその夫の店に通っていてシャンパンを何本もおろすこともありました。夫はこれまでしずくとの関係についてSNSで触れ、『自分はもう離婚しており事件とは関係ない』と話していますが…」(同前)
Aさんによると元夫名義の口座に金を振り込んだこともあったという。
騙したカネを湯水のごとく夜の街に使ってきた井田容疑者、歌舞伎町の飲食店関係者はこう語る。
「井田はよく歌舞伎町で遊んでいて、金銭トラブルなどを男女関係なく起こし、界隈では所在を探されていました。勤務場所とかも嘘をつくので捜しようがなく途方に暮れていた人もいました」
捜査関係者によると、井田容疑者は2021年3月~今年10月までの間に、少なくとも90人の男性から約1億円をだまし取った疑いがある。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班