「逮捕前保釈金を払えば逮捕されない」20代女性が約3000万円の詐欺被害 大半を貸した父親が事情聴き発覚
警察官などを騙ったオレオレ詐欺で2024年10月、愛知県刈谷市に住む20代の女性が現金およそ3000万円をだまし取られました。
警察によりますと、10月1日、刈谷市に住む20代の女性の携帯電話に、携帯会社の社員を名乗る男から「あなた名義の携帯電話が犯罪に使われている。警察からあなた宛てに電話をしてもらう」などと電話がありました。
その後、女性は警察官や検察官を名乗る男からSNSのビデオ通話などで「あなた名義の携帯電話が犯罪に使用されているため逮捕される可能性がある。逮捕前保釈金というお金を支払えば逮捕されない。関与されていないと分かればお金は全て戻ってくる」「あなたの持っているお金が犯罪に関与していないか調査する。調査するためのお金が追加で必要だ。これらのお金も最後には戻ってくる」などと言われ、複数回に渡り指定された口座に現金およそ3000万円を振り込んだということです。
女性は、現金の大半を借りた父親から事情を詳しく聴かれたことでだまし取られたことに気付いたということで、警察がオレオレ詐欺として捜査を進めています。