三菱重が後場軟調、上期最終利益17%増も物足りなさを意識
三菱重工業<7011.T>が後場は軟調に推移している。同社が5日午後1時半に発表した25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が2兆2981億1300万円(前年同期比11.1%増)、最終利益が1071億2000万円(同16.5%増)だった。7~9月期の最終利益は同16%増となった。エナジーとプラント・インフラ、航空・防衛・宇宙の各部門が堅調に推移し、特に防衛・宇宙関連では航空機や飛昇体を中心に売上高を大きく伸ばした。通期計画では受注高予想を2000億円増額して6兆円(前期比10.2%減)に修正したが、売上高と利益の見通しは据え置いた。市場の高い期待と比較して、物足りない決算内容との見方もあり、売りがかさんだようだ。三菱重はエナジー部門での受注高見通しを引き上げた。事業利益予想ではエナジー部門とプラント・インフラ部門で上方修正した一方、物流・冷熱・ドライブシステム部門で下方修正した。
出所:MINKABU PRESS
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