クエンティン・タランティーノ監督

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 『レザボア・ドッグス』『キル・ビル』などで知られるクエンティン・タランティーノ監督(61)は、映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』に「とてつもなく」感銘を受けたことを明かした。タランティーノ監督は、俳優ホアキン・フェニックスがレディー・ガガと共演する新作を見に行き、そのストーリーと音楽に「夢中になった」ことを認めている。

【写真】『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』で共演したレディー・ガガとホアキン・フェニックス

 『ザ・ブレット・イーストン・エリス・ポッドキャスト』に出演したタランティーノ監督は語った。「本当に、本当に気に入ったよ。すごくね。映画作りに感動することを期待して見に行ったんだ。でも、最終的には映画として成立しているとは思えないような、それはそれで良い距離を置いた知的なエクササイズだろうと思っていた」

 「私はニヒリスティックな人間だから、映画として成立していない映画や、巨大なゴタゴタのような映画も、ある程度は楽しむことができる。それに、知的なエクササイズだとは思わなかったんだ」「本当に夢中になった。ミュージカルのシークエンスが本当に好きだった。歌は平凡であればあるほどいいと思っていたんだ。『フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ』の歌詞を、これまで聴いたことのないような方法で聴いている自分に気づいたよ」

 前作でアカデミー賞主演男優賞を受賞した後、再びジョーカー役を演じたホアキンについては、「彼はこの映画で、私の人生で見た中で最高の演技をしていた」と称賛している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)