2025年度後期朝ドラ『ばけばけ』ヒロイン、10月29日に発表 『列島ニュース』で会見生中継
2025年度後期放送のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインが10月29日に発表されることが決定。13時5分から放送の『列島ニュース』(NHK総合)にて会見の模様が一部生中継される。
参考:ふじきみつ彦の脚本は朝ドラと相性抜群? 『ばけばけ』で期待される“生活臭”とユーモア
朝ドラ第113作目となる本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルにした物語。外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語が描かれる。
本作の主人公は、人魂よりさまよい、お化けより生きるのが下手くそな人たちに囲まれ、幽霊よりもこの世をうらめしく思う没落士族の娘・松野トキ。絶対取り憑かれてるんじゃないか、早くお祓いに行った方がいいんじゃないかぐらいのつまずきを繰り返しながら、どこか憎めない人々と共に、それでも前向きに生きていく。トキがその人生の途中で出会うのが、ゴースト以上に居場所を見つけられず、トキ同様この世をうらめしく思いながら、世界を転々とした末に日本にたどり着いた異国人。トキは妖怪よりも厄介な彼に手を焼きつつも、怪しい話好きという共通点から次第に心を通わせると、うらめしかったこの世界は、いつしか、かけがえのない素晴らしいものに化けていく。
脚本を担当するのは、NHKドラマ『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』、『一橋桐子の犯罪日記』、『褒めるひと 褒められるひと』などを手がけてきたふじきみつ彦。日常の些細な出来事を独特の笑いをまじえて描く会話劇を得意としている。
ヒロイン・松野トキ役と、その相手役となる外国人英語教師の役は、いずれもオーディションによって決定される。
(文=リアルサウンド編集部)