前日会見に臨んだドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:小谷真弥】

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ドジャースとの再契約問題「最も重視していることの1つ」

 ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手は24日(日本時間25日)、本拠地ドジャースタジアムでワールドシリーズ(7回戦制)の前日会見に臨んだ。昨オフに1年2350万ドル(約36億円)で加入し、今オフにFAとなる。ドジャースと再契約したいかとの問いかけに、「1000%。最も重視していることの1つだ。自分にできることは何もないけど、ベストを尽くすよ」と熱望した。

 T・ヘルナンデスは今季154試合出場して打率.272、33本塁打、99打点をマーク。レギュラーシーズン中にベッツ、マンシーら主力が離脱する中で、大谷翔平らとともにドジャース打線を牽引した。T・ヘルナンデス側は複数年契約を求めていると見られるが、ドジャースの若手有望株は豊富。T・ヘルナンデスは打力が大きな魅力だが、左翼の守備と来年8月で33歳となる年齢がネックになりそうだ。

 ヘルナンデスはパドレスとの地区シリーズ中にドジャース側と再契約交渉を行っていないと明らかにしていた。25日(同26日)からのワールドシリーズへ「ドジャースの一員としてワールドシリーズでヤンキースと対戦できることはアメージングだよ」と決意を口にした。

 大谷が本塁打を放った際に、ひまわりの種をぶつけるのが“お約束”になっている。シリーズ中の特別演出は考えていないというが、「一瞬一瞬を楽しみたいね。誰かが本塁打を打てば、いつもより少し多めに(ひまわりの)種を投げるかもしれないけどね。楽しんで、勝ちたいね」と笑顔を見せていた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)