プロ野球のドラフト会議が24日、都内で開催された【写真:産経新聞社】

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2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD

 プロ野球のドラフト会議が24日、都内で開催された。巨人は金丸夢斗投手(関大)を1位指名するも、4球団の競合となり、阿部慎之助監督が抽選に臨むも、3年連続の当たりくじとはならなかった。ただ、西武との2球団競合となった外れ1位・石塚裕惺内野手(花咲徳栄)の交渉権は獲得。静かに喜びを表現した。

 1位指名では金丸に巨人、阪神、DeNA、中日のセ・リーグ4球団が競合。当たりを引き当てたのは中日の井上一樹新監督だった。チームカラーのオレンジのネクタイにスーツで臨んだ阿部監督は、無念の表情も浮かべた。

 巨人は2021年のドラフトまでくじ引きで11連敗をしていたが、22年の浅野翔吾、23年の西舘勇陽と昨年まで2連勝。昨年、西舘を引き当てた阿部監督だったが、今年は当たり25%の確率を引き当てられなかった。ただ、その後に行われた外れ1位の抽選では、石塚の当たりくじを引き当てた。

 金丸は最速154キロを誇るアマ球界No.1サウスポー。今年3月には「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」で日本代表にも選ばれ、2イニングをパーフェクトに抑える好投。井端監督も「そのくらいの投球ができる投手に間違いないと思っていた」と絶賛していた。

 石塚はU-18で4番を務めるなど、高校No.1内野手として高い評価を受けている。5球団が競合した宗山塁(明大)は楽天が交渉権を獲得している。ヤクルトは中村優斗(愛知工大)を一本釣りに成功した。

(THE ANSWER編集部)