自動車の国内市場が縮小傾向にあるなか、スズキは人気のSUV(=スポーツ用多目的車)で、新たなジャンルとうたう車両を投入します。

【映像】スズキが発表した「フロンクス」

 スズキが発表した「フロンクス」は、デザインが個性的な流線形のクーペスタイルで、「扱いやすさ」に主眼を置いたコンパクトなSUVです。既に生産拠点のインドをはじめ、アフリカなどで販売しています。

 車両には、歩行者などとの衝突を避けるため、検知の精度を高め自動でブレーキがかかる最新の安全技術を搭載しています。また、雪が多い日本での走行に対応するため四輪駆動を導入するなど、日本特有のニーズに合わせた専用の仕様も用意されています。

「フロンクスは、これまでのコンパクトSUVには無い魅力を満載した車として、新しい市場を切り開くモデルになると確信しています」(スズキ・鈴木俊宏社長)

 車両はハイブリッドタイプで、価格は254万1000円(税別)からとなっています。国内の自動車市場が縮小傾向にある一方で、SUVの登録車の数は伸びていてマツダも先週、大型SUVを発売するなど、シェア拡大を狙う各社による新型車の投入が相次いでいます。(ANNニュース)