得点を量産したアンディ・コール Photo/Getty Images

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アーセナルのユース出身でマンチェスター・ユナイテッドではイングランド史上初めての三冠を達成したうちの一人であるアンディ・コール氏が誕生日(10月15日)を迎えた。マンUの公式『X(旧Twitter)』が、同氏の53歳を祝うポストを投稿している。

コール氏は、両足と頭から放たれる正確なシュートが持ち味のストライカーとして名を馳せた往年の名選手だ。特筆すべき成績といえば、プレミアリーグでの得点記録である。414試合に出場し187ゴールを挙げたが、この成績はアラン・シアラー氏やハリー・ケイン、ウェイン・ルーニー氏に次いで史上4番目に多い得点記録となっている。

さらに驚くべきことに、コール氏が決めた187ゴールのうち、ペナルティキックでのゴールはたったの1つだけである。PKを除いた得点数でみると、シアラー氏に次いで史上2番目に多くゴールを決めた選手になる。

また、1993-94シーズンに34ゴール(シーズン42試合制)を挙げ、得点王を受賞したが、1シーズンでこのゴール数を超えたのはアーリング・ハーランドのみとなっている。またコール氏は、プレミアリーグデビューシーズンの最多得点記録でも、ハーランド(36ゴール)に次ぐ2位(34ゴール)となっている。シーズン中のアシストも含めたゴール関与数では、シアラー氏と並び47(34ゴール+13アシスト)の関与数を記録している。

プレミアリーグの殿堂入りも果たしているコール氏だが、もし、出場していた試合すべてでペナルティキックを蹴っていたらどれだけのゴール数になっていたのか。このような選手はなかなか現れることはないだろう。