印リライアンス、第2四半期は4.8%減益 石化部門が不振

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VarunVyas Hebbalalu

[ニューデリー/ベンガルール 14日 ロイター] - インドの大富豪ムケシュ・アンバニ氏が率いる大手財閥リライアンス・インダストリーズが14日発表した第2・四半期(7―9月)決算の連結純利益は、前年同期比4.8%減の1656億3000万ルピー(19億7000万ドル)だった。石油化学部門のマージンが低迷し、携帯電話サービスの値上げに伴う増益効果を相殺した。

純利益はLSEGがまとめたアナリスト予想(1656億1000万ルピー)とほぼ同じ水準。

石化部門のEBITDA(利払い・税引き・償却前の利益)は前年同期比23.7%減少した。リライアンスは「需給バランスが崩れた結果、輸送燃料のマージンが50%前後悪化したほか、下流部門である化学製品部門が引き続き低迷した」と説明した。

リライアンスは経営の多角化を進めているが、石化部門は依然として売上高全体の3分の2を占めている。

携帯電話部門のリライアンス・ジオ・インフォコムは料金引き上げが奏功し、23%の増益だった。