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きのう、全国的に話題の紫金山・アトラス彗星(ツチンシャン・アトラスすいせい)が山形県でも見られました。

【写真を見る】紫金山・アトラス彗星 視聴者が撮った見事な写真がこれだ! 今後はどう見えるのか国立天文台の解説と図も掲載(山形)

視聴者からTUYに写真が投稿されましたよ!

写真を寄せてくださったのは中嶋眞士さん。

撮影場所は新庄市日新中学校グラウンドとのことです。「アトラス彗星をお父さんに撮ってもらいました。金星の右上あたりに見えました。肉眼でも彗星の尾が見えて嬉しかったです」とコメント。

この天体ショーは感動的だったでしょうね。すばらしい写真です。投稿、ありがとうございます!

今後はどんな風に見えるのか、国立天文台の解説をご紹介します。

■10月12日から10月15日頃(夕方の超低空)

10月中旬に入ると、彗星の見かけの位置が太陽から離れ始め、夕方のたいへん低い空ではありますが観察できるようになります。ただし、日の入り1時間後の彗星の地平高度が10月12日ではわずかに1度(西)です(東京の場合、以下同じ)。

日を追うごとに高度が上がりますが、10月15日でも14度(西)と低く、この時期の観察は相当難しいものと思われます。

彗星の明るさは、1.5等から3等が期待されます(予想等級、以下同じ)。6等よりも明るければ肉眼で見える明るさですが(十分に暗い空の場合)、彗星の位置する西の低空は、薄明が残り空がほの明るかったり、また地上の明かりやもやなどの影響を受けたりして、この時期における肉眼での観察は容易ではありません。

望遠鏡や双眼鏡を使うと見える可能性が高くなりますが、それでも簡単ではないでしょう。明るく輝く金星などを目印に、少し早めの時間帯から探してみましょう。

なお、適切な設定をしたカメラでは写すことができると思われますが、設定を探りながら撮影する必要がありそうです。

■どんな風に見えるのかを図で