決勝に進むのは誰!?Apex Legendsで1vs1マッチの熱い戦い『TAIMAN+ 2024 祭天』レポート

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YouTubeで配信中のeスポーツオーディション番組『TAIMAN+』が開催する初のオフライン大会『TAIMAN+ 2024 祭天/頂天』が10月12日(土)、13日(日)の2日間にわたりLaLa arena TOKYO-BAYにて開催された。本レポートでは、決勝進出をかけた熱い戦いが繰り広げられた12日(土)のDAY1のイベントの模様を紹介!

撮影:大橋祐希

『TAIMAN+ 2024 祭天/頂天』は、ゲームタイトルに世界中で人気を博している『Apex Legends』を採用し、チームではなく“個人の世界一プレイヤー”を決めるトーナメント形式の大会。その1日目となる「祭天」ではApexシーン屈指の選手たちとオーディション挑戦者による予選トーナメントが実施された。

撮影:大橋祐希

オープニングのステージには実況解説の平岩康佑、ゆきお、秤谷建一郎が登場。「超豪華なオープニング」と会場を見渡す平岩に「待ってました!」と笑顔のゆきお。「やっとこの日が来ました」と語った秤谷は「1年間、準備して、やっとこの日が来ました」と安堵し、「最強を決めるということでかなり緊張しています」と興奮気味に語っていた。普段は3人で戦うが、今回は1vs1。今までに観たことのない対戦形式にワクワクすると平岩、ゆきお、秤谷の三人も、ゲーマーたちの熱き戦いに期待を込めていた。

撮影:大橋祐希

「5分で準備、5分でキルしろ!」をコンセプトに、『Apex Legends』の特徴を最大限に活かしたゲームルールで実施。カスタムマッチで行われ、1vs1で対戦してキルした方が勝利。3人で戦う時とはルールも少し違っている。

撮影:大橋祐希

ルール1.レジェンド/スキルなどの制限はなし。
ルール2.事前に「物資調達エリア」「決戦エリア」を決定。決定した「物資調達エリア」へ降下し、両プレーヤー着地後にタイマーがスタートする。物資調達の制限時間は5分間となっている。
ルール3.決戦エリア以外であれば移動制限はなし。物資を調達するルートが重要となってくる。
ルール4.武器/回復/投擲/サバイバルアイテムの制限はなし。使用不可の施設やギミックもあるので注意しよう。
ルール5.開始4分後に「決戦エリア」への進入が可能となる。「決戦エリア」への侵入のタイミングが戦況を大きく左右する鍵となるのだ。1vs1ならではの戦術に注目しよう。また、制限時間以内に決戦エリアに到達しない場合は失格となる。
ルール6.両対戦者が「決戦エリア」に到達したらタイマーが起動する。
ルール7.対戦時間は5分間で、合図が出てから対戦開始となる。
ルール8.対戦中のアイテム回収などには制限はなし。敵をキルした方が勝利!という内容となっている。

そのほか、制限時間内に決着がつかない場合はダメージ量、積極性、プレイスキルなどを総合的に判断し、勝者を決める。指定された「物資エリア」外への降下や、物資調達時間のオーバーなど、いくつかの失格条件もあるので、しっかりチェックしておこう。

撮影:大橋祐希

決勝進出をかけたトーナメントが行われたDAY1「祭天」。ゆきおが注目するのはLykq。シードではないというのも驚きとコメント。秤谷は『TAIMAN+』番組選抜選手のERyや釈カ坊にも注目したいと2選手の名前をピックアップ。「TAIMAN+独自のルールがおもしろい」と話したゆきおは「UmichanLovetiの両親に駅前で会って『応援して!』とお願いされたので、応援したいと思います(笑)」ともうひとりの個人的な注目選手を明かし、笑いを誘う場面もあった。

撮影:大橋祐希

この日の実況解説を担当したのは、平岩康佑、ゆきお、Alelu、Mia.Kの4人。Mia.Kは、1vs1のルールでは、普段の競技では使われないようなキャラクターが強いとも解説。ドア前のファイトもポイントになるので、キャラピックはとても重要だと補足。さらに「プロの腕の見せ所」とも強調し、オフラインでしか味わえない緊張が体験できるとも話し、「オフラインを経て強くなる。経験が大事で、この経験を積んで世界大会を目指してほしい」ともコメント。Aleluはこの日の会場の規模にも触れ、「世界大会よりも人がいる…」と苦笑い。しかし、これこそが世界大会に必要な経験だとし、「オフライン慣れも大きなポイントになります!」と勝利するための注目ポイントを指摘した。

撮影:大橋祐希

また、解説席も独特の空気が流れているとも話したAlelu、Mia.Kの二人は「いつもよりカジュアルな解説になる」とリラックス。Mia.Kは「プロがこれだけ集まったらレベルの高い試合が繰り広げられる」と前のめりになり、「オフラインの試合は、思わず声が出てしまうと思う!」と早く試合が観たいといった様子でニコニコ。3人ではなく1人で出てきて戦うという景色そのものが「斬新!」と楽しみにしている実況席の面々は、普段とは違った形式だからこその緊張感もありながら、「観ている方は、本当に楽しい!」と対戦開始前から、ワイワイ盛り上がっていた。

TAIMAN+ 公式YouTubeより(スクリーンショット)

決勝進出を決めた8人はAグループの栗原、BグループのUmichanLoveti、CグループのPeace、DグループのRaygh、EグループのReyzyGG、Fグループのsatuki、GグループのERy(『TAIMAN+』番組選抜選手)、HグループのRight。出揃ったメンバーの名前を見ながら「誰が勝ち上がってもおかしくない、化け物ばかりが勝ち進んだ」と語ったゆきお。そして、話題は『TAIMAN+』番組選抜選手として参加した注目選手ERyへ。この日の試合はすべて激戦の末に見事勝利を手中へ。「ギリギリ(で勝っているけれど)だけど、面白い。持っているのかな。期待がかかります」とDAY2「頂天」でも活躍を注目したいとコメントしていた。

TAIMAN+ 公式YouTubeより(スクリーンショット)

選手たちの熱き戦い、スゴ技の数々をじっくりと堪能したいという方は、ぜひ、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」をチェック。11月10日(日)18時までDAY1チケット1,500円(税込)、DAY2チケット3,000円(税込)での視聴が可能なので、多くの選手が「緊張感ハンパない」「手が震えている」などと緊張を口にしていた試合の詳細をじっくりと堪能してはいかがだろうか。

撮影:大橋祐希

撮影:大橋祐希

配信でも楽しめるイベントだが、やはり、現地に来るからこそのお楽しみがあるのもポイント。熱い試合も盛り上がったが、出場選手との「ミート&グリート」も大盛り上がり。アリーナ席後方に設置された「ミート&グリート」エリアでは、常に行列ができる盛況ぶり。「ミート&グリート」に参加中も、肉眼ではもちろん、頭上のスクリーンでも熱線の様子を視聴できるので、試合観戦を逃すことなく、お気に入り選手との交流も楽しむことができるのだ。また、会場入り口には“ハロウィン仕様”のフォトスポットも出現し、多くのファンが写真撮影を堪能していた。

取材・文=タナカシノブ 撮影:大橋祐希