ライネリーベの半兄のスキルヴィング(昨年4月撮影、ユーザー提供:ひげまつりさん)

写真拡大

 昨年の青葉賞を制したスキルヴィングの半妹となるライネリーベ(牝2、美浦・木村哲也厩舎)が、日曜東京5Rの2歳新馬(芝1600m)でデビュー勝ちを狙う。

 ライネリーベは父サトノダイヤモンド、母ロスヴァイセ、母の父シンボリクリスエスの血統。半兄のスキルヴィングは昨年の青葉賞の覇者。続く日本ダービーでも2番人気に支持されたが、17着で入線後に倒れ、急性心不全のためこの世を去った。曾祖母は名繁殖牝馬のソニンクなので、近親にはロジユニヴァースやソングライン、ディアドラなど、活躍馬がズラリと並ぶ。また、22年9月に死んだ母の最後の産駒にもなる。昨年のセレクトセール1歳で5800万円(税抜)で取引された。

 ここまで坂路とWを併用して、乗り込み量は十分といえる。目立った時計は出ていないが、実戦で血統の良さを見せられるか。いずれにしても要注目の初陣だ。