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警察官になりすまして70代の男性からキャッシュカードを盗み、現金を引き出したとして20代の男が逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所・職業ともに不詳の29歳の男です。

男は去年(2023年)10月、警察官を装った別の人物が熊本県益城町の70代の男性に電話をかけた後に男性の自宅を訪問。

男を警察官と勘違いした男性からキャッシュカード2枚を盗み、そのカードを使って熊本市や兵庫県にある金融機関のATMから現金240万円余りを引き出した疑いが持たれています。

警察によりますと、男と共謀した他の人物はこの男性に対し、御船署員を名乗って「大阪でおたくの口座からお金が引き出されている。不正利用された口座のキャッシュカードを確認する必要があるので、部下の職員を向かわせる」と電話していました。

その後、不審に思った男性から問い合わせを受けた金融機関が警察に通報して、事件が発覚しました。

男はこれまで同様の手口で兵庫県や福岡県などで逮捕されていて、警察は振り込め詐欺で被害者からキャッシュカードなどを受け取る「受け子」や、カードを使ってATMなどから現金を引き出す「出し子」などの役割を担っていたとみて調べています。

男は警察の調べに対し、容疑を認めているということです。