MLB移籍決断の菅野智之に早くも話題沸騰 米記者が指摘した「行くべき球団」とは?「平均以上の投手。価値はある」

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巨人投手陣のメンターとしても異彩を放った菅野。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 ポストシーズンを目前にし、巨人・菅野智之の去就が大きな話題となっている。

 現地時間10月4日に米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が関係者の情報として、今オフに菅野がメジャーリーグに海外FAで移籍すると報道。これを受け、本人も「僕自身もやっぱり向こうでプレーするっていう気持ちでいる」と公表した。

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 今季に15勝3敗、防御率1.67、WHIP0.94と圧倒的な成績を残した菅野。今月11日に35歳となるとはいえ、日本球界で屈指の実力を誇る右腕の去就には、米メディアもこぞって反応。早々と「行くべき球団」も論じられるようになっている。

「アストロズは理想的な相手かもしれない」

 そう綴るのは、米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』のジョン・コナハン記者だ。メジャーの「常勝軍団」であるアストロズだが、今オフは投手陣の精査が必至と考えられている。先発ローテーションの一角を担っていたジャスティン・バーランダーがFAでの退団が濃厚で、さらに今夏にトレードで獲得した菊池雄星とも再契約の見込みはないと報じられている。

 そうした事情もあり、年齢というリスクを冒しても菅野の獲得を「検討するべき」と論じるコナハン記者は「彼がキャリアを通じて残してきた数字を見れば、それなりの規模の契約を結ぶ価値があることは間違いない」と断言。そして、こう続けている。

「海外から移籍してくる選手には懸念は常にある。スガノの場合は年齢的な問題も当然あるだろう。だが、彼は通算成績から判断するに、メジャーリーグでも平均以上の投手であるはずだ。また、スガノとの契約はファンに対して、彼のような人気銘柄を獲得するためにどんなことでもする球団の意思表示にもなる」

 菅野はメジャー移籍を断念した4年前には、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックス、パドレス、ブルージェイズ、レンジャーズなど複数の球団が関心。米スカウトたちにとって垂涎の的となったが、年齢を重ねた今、その評価はどう変わるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]