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 9月9日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。ドンタン編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。

参考:【写真】一途な“seju女子”めいあ 嫉妬からの「好きなのかな」

 以下より、9月30日公開の4話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

・せり&かな、“好き”を伝えるもカップル成立の可能性は? 最終日に向けた約束も

 前回に続き、4話もまた2組に分かれてのグループ行動からスタート。メンバー各人が参加したいグループの集合場所に集まる形式で、結果は次の通りとなった。

<子ライオンと触れ合える動物園で遊ぶ>ゆうすけ(原屋裕介)せり(松井芹)こお(飯沼虎王)かな(のだかな)じゅりな(はなさきじゅりな)

<人気No.1 パタヤビーチでマリンアクティビティ>きんご(内田金吾)しょう(角田翔)めいあ(川野明愛)まほこ(瀬乃真帆子)せいら(土屋惺来)

 告白を翌日に控えて、意中の相手に向けた“好き”の2文字が飛び交った今週のオンエア。振り返ると、この言葉を発したメンバー全員とも恋の雲行きが怪しいのだが、それは一旦忘れたうえで、本稿では該当する全シーンを駆け足ながら紹介していきたい。

 「自分はいま、じゅりなちゃんが好きです」 

 まずは、動物園組から。せり×じゅりなは、日本と異なり柵のない開放スタイルで飼育されいてるゾウとひとしきり戯れた後、2ショットに。昨日時点では、じゅりな、まほこの間で揺れ動いていたせり。だが、彼の本心は、昨日から雰囲気でなんとなく伝わってきていた。今回の旅で運命の相手だと思ったのは、じゅりな。迷うことなく、まっすぐに、前述の“好き”の言葉を伝えた。

 ただ直後、じゅりなからは自身より、きんごの方が気になっているという憂鬱になりそうな言葉が。せり本人も自覚していたところだが、やはりこの日の朝、彼女ときんごがふたりきりで過ごした“特別な朝デート”の時間が大きかったか。じゅりなこそ「決めたら誘いたいの」「マジで一緒でよかった」と、せりの存在の大きさや、今後の2ショットについて約束をしていたものの、これはおそらく、最後に選ぶのはーーきんごの方?

 ただ、そこでめげないのが、せりの強いところ。夕食のバーベキューの際、彼女の隣に座ることを予約したほか、最終日に待つ“最後のアピールタイム”では「ふたりの思い出を作ろうと考えているので」と、その内容が気になる予告ホームランも。最後のアピールタイムでの過ごし方について、事前に触れるメンバーも過去なかなか少ないが、もしや大逆転もありえるのだろうか。

「ウチのなかではね、好き、なの。それが言いたくて、マジで好きなの」

 同じく動物園組のゆうすけ×かなの方でも、“好き”の2文字が。こちらも残念ながら、前述のせり×じゅりな同様、想いはすれ違っている状況。かなは「ほかの人っていうか、本当にひとりしかいない」と、ゆうすけに対する気持ちを強調したのだが、彼はほとんど、まほこに対して想いを固めているようにも思える。

 かなが放った「好き、なの」という言葉の溜め方、ならびにABEMAプレミアムでの見逃し配信を確認してほしいため、あえて本稿では触れることをしないのだが、あまりに“青春”すぎる“最後のアピールタイム”でのかなの去り際など。たとえ、まほこに気持ちを絞ったとて、思わずぐっと心を引き寄せられてしまいそうになるのは、ゆうすけだけではないだろう。むしろオンエアを観ながら、ゆうすけ以上に彼の置かれている身に感情移入しすぎて、“こんな純粋な子に好きになってもらえたのか”と、大きく天を仰いでしまった。

・しょう、せいらを背にジェットスキー まほこ「ふたりで行っちゃえ!」のアシストが効く

 「自分的には、なんて言うんだろう……“好きなのかな”って思ったのね」

 続いては、マリンアクティビティ組。こちらでは『ダントン編』のモテ男・きんごが、いま最も所属したい事務所こと、“seju女子”のめいあと2ショット。第一印象の段階から、きんごひと筋を貫いている、めいあ。件の“特別な朝デート”は、せりのみならず、めいあの方にも影響を与えていたようで、短い朝の時間ながらも、きんごと離れ離れになったことにより「モヤモヤあったから」と嫉妬心を覗かせる。前述の「好きなのかな」の言葉は、その流れで伝えられるものだった。

 ただ、今回の旅のキーマンながら、その心が本当に読めない男子=きんご。じゅりな、めいあの間で悩んでいるあたり、彼の決断を聞けるのはおそらく、告白のラストシーンまでお預けになりそうだ。ちなみに“好き”の2文字こそ出さずとも、動物好きなめいあのために、別グループにて誰よりも懸命に園内を駆け回り、思い出共有用の写真を撮影している、こお。彼こそが真に、“好き”の2文字を体現しているメンバーというのは、また別の話ーー。

 「“ふたりで一緒に過ごしていきたいな”って思っちゃったから」 「ふたりで行っちゃえ! 行っちゃえ!」

 最後は、“好き”のその先を伝えたメンバーについて話していこう。

 「案外、落ちなさそう」 「そういうこと言うと、スピード上げちゃうよ!」 「いいよ!」

 “カレ”の腰に腕を回し、この旅でいちばんの至近距離に。“絶叫大好きペア”で、ビジュアルも忘れてーーフルスロットルのジェットスキーで、タイ・ドンタンの海を掻き回す。あまりの盛り上がりに、スタジオの“恋愛見届け人”たちも「こうやって掴んでるやん!」と、件の至近距離に楽しげだ。

 そんなふたりが、もうおわかりだろう。しょう×せいらである。楽しい時間を終えて、しょうから「いま、自分のなかではもう決まって、ひとりになりました」との宣言が。ここまで、彼に対して一途な想いをぶつけながらも、贔屓目に見てもカップル成立の可能性は薄いと見られた、せいら。そのため、しょうの決意になんとも不安げである。

 が、しょうの言葉を聞いた頃には、視聴者もこう思ったことだろう。 どういう決め手?

 「僕は、せいらちゃんひとりに絞りました」。理由は、先ほどのジェットスキーに同乗して、テンション感が合うと感じたから。一緒にいて、とても心地よいこと。「あの感じがよかった」と、しょうも興奮気味である。もちろん、せいらはシアワセ爆発。乙女の笑顔が溢れまくっていた。

 前述の通り、先週までであれば、本当に勝機が微かしか見られなかった、せいら。またしても、一途な恋は報われないと勝手に腹を括ろうと思っていた頃だったが、今回は違う。直前の2ショットを決め手にした、しょうのフレッシュな言葉に驚かされたのはもちろん、グループ行動におけるメンバー分けの妙。さらに、その先でのまほこの「ふたりで行っちゃえ! 行っちゃえ!」というナイスアシスト。ここまでのすべてが揃わなければ、いまの結果には辿り着けなかった。

 先ほど、あえて“彼”ではなく“カレ”と記した部分があるのだが、「“ふたりで一緒に過ごしていきたいな”って思っちゃったから」という、告白の先の言葉が飛び出したあたり、しょう×せいらのカップル成立は確実と見て、あえて“カレカノ”の方の表記を選んでみた。このまま最終話、笑顔溢れる告白まで迷いなく突き進んでもらいたい。

(文=一条皓太)