DeNAの本拠地・横浜スタジアム

写真拡大

プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(65)が2024年10月3日にユーチューブを更新し、DeNAから戦力外通告を受けた大田泰示外野手(34)の去就について私見を述べた。

「DeNAの外野がもう溢れてきている」

DeNAは10月1日、大田を含む10選手と来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。スポーツ紙の報道によると、大田は現役続行を希望しているという。

大田は21年オフに日本ハムからDeNAに移籍。DeNAでは2年間で通算137試合に出場し打率.245、9本塁打、33打点だった。今シーズンは、3月のオープン戦での左ハムストリング肉離れの影響で、1軍の出場がなかった。

球団OBであり、コーチの経験を持つ高木氏は、「大田泰示はなんとなくそうじゃないか(戦力外)なという予想がついた」と切り出し、DeNAの現状を解説した。

「(DeNAの)外野がもう溢れてきている。やっぱりDeNAの外野は優秀。桑原(将志)が右でいる。蝦名(達夫)がいる。そうなってくると、そんなにいらない。(戦力外は)仕方がないと言えば仕方がない。筒香(嘉智)も取ったし」

そして、現役でプレーするだけの力はあるとし、起用法について持論を展開した。

「セ・リーグもパ・リーグも関係なく動いた方がいい」

「(本人も球団も)代打ということはあまり考えてなかったかも。代打のタイプではないような気がする。大田はある程度、長丁場で出ていてポイントで働いてくれる。ピンポイントというのは、なかなか大型の選手でリズムがつかみにくい。ゲームに入っていくのがなかなか難しいと思う」

このような大田のスタイルを踏まえ、移籍先候補に言及。「セ・リーグもパ・リーグも関係なく動いた方がいい。それと、地域を選ばずにやった方がいいと思う」とアドバイスし、具体的なチームを挙げた。

「(古巣の)日本ハムはないな。あそこの外野手に入るくらいの選手は首を切られない。日本ハムの外野手は優秀だから。楽天とか、外野手の右(打者)が不足しているみたいな。伊藤(裕季也)が活躍してポジションを取りそうだけれども、(大田を)取っておくといいかもしれない」

楽天は今シーズンから今江敏晃監督(41)がチームを指揮。リーグ3位のロッテとクライマックスシリーズ(CS)進出争いを繰り広げるも4位に終わった。