教室のイメージ[写真 Pixabay]

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世の中に自ら背を向けた小中高生が昨年214人で過去最多となった。この10年間、自殺した青少年が200人台を記録したのは今回が初めてだ。

26日、国会教育委員会・国民の力幹事のチョ・ジョンフン議員が教育部と全国教育庁から受けた資料によると、2014年から昨年まで自ら命を絶った小中高生は1470人だ。2014年118人から2023年214人へと10年間で81%増えた。そのうち、小学生の自殺数は同期間7人から15人へと114%急増し、中学生の自殺数も28人から93人へと232%増えた。高校生の自殺数は83人から106人へと28%増加した。

特に昨年の小中高生の自殺死亡者数は214人で、この10年間で最も多い数字を記録した。これはこれまで歴代最高だった2009年(202人)より12人多い数値だ。

自ら命を絶った青少年の数は、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)のパンデミックを基点に大幅に増えた。2020年148人だった自殺数は2021年197人で前年より33%増えた。また2022年194人、2023年214人と増加傾向を示した。

小中高生の自殺率は、2013年の10万人当たり1.88人から2023年は4.11人へと増えた。

自殺の原因を見ると、昨年基準で精神科的問題(68件)が最も多かった。家庭問題(58件)、対人関係問題(57件)、学業・進路問題(35件)がその後に続いた。ただ、原因不明は71人だった。

家庭問題や精神科的問題は10年間でそれぞれ451件、316件と集計され、青少年の主な自殺原因に挙げられた。精神科的問題は2014年33人から2023年68件へ106%増えた。家庭問題は同期間38件から58件へと52%増加した。

チョ議員は「青少年自殺の主な要因として指摘された家庭問題と精神科的問題などを解決するため、学校と家庭を連携させるプログラムを強化する政策が必要だ」と提言した。