ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

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マーク・デローサ氏が初めて大谷を見た時のことを振り返る

 MLBで数々の偉業を成し遂げるドジャース・大谷翔平投手を初めて見た時の衝撃を、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で米国代表監督も務めたマーク・デローサ氏が米番組で振り返った。

 22日(日本時間23日)のロッキーズ戦では、1本塁打を含む4安打の活躍を見せた大谷。米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBセントラル」のスタジオでは、大谷が7億ドル(約1015億円)に見合うのかという話題になった。

 デローサ氏は、2014年の日米野球で解説者を務めた時のことを回想。「私と現在マーリンズのアナウンサーであるポール・セベリーノは、スウェットパンツをはいて(米国時間)午前4時に(日本で行われる)試合の実況をしていたんだ」。

 大谷は当時、侍ジャパンが勝利した第1戦に3番手として登板。1イニングを3人で抑え込んだ。第5戦では先発して4回2失点(自責0)で負け投手となったが、エバン・ロンゴリアやサルバドール・ぺレスらから計7三振を奪った。

 デローサ氏は「『おい、このビースト(USAチーム)を倒した男は誰だ?」と。背番号16番。メジャーリーグのオールスターに投げている16歳の投手のようだった」振り返る。その後、当時レンジャーズの編成本部長だったジョン・ダニエルズ氏に電話し、大谷を知っているか質問したという。

 するとダニエルズ氏は「8歳の頃から注目していたんだ」とジョークで返したといい、スタジオも笑いに包まれた。デローサ氏は「それが、オオタニの最初の紹介だったよ。結局、彼は今まで見た中で最高の現役選手だということがわかった。信じられない」と、ここまでの選手に成長したことに驚いていた。(Full-Count編集部)