真田広之「SHOGUN 将軍」シーズン2は来年撮影開始を目指す「長い旅の始まりに今、立ったところ」
ドラマ「SHOGUN 将軍」で第76回エミー賞ドラマシリーズ部門の作品賞&主演男優賞をダブル受賞した真田広之、主演女優賞に輝いたアンナ・サワイ、助演男優賞にノミネートされた平岳大が、16日(現地時間15日)に米ロサンゼルスで行われた授賞式直後に、日本のファンに向けてコメントを寄せた。
米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞でドラマシリーズの主要部門を総なめし、史上最多となる18部門を制覇した「SHOGUN 将軍」。日本人初の主演男優賞を獲得した真田、アジア人初の主演女優賞に輝いたアンナをはじめ、日本人受賞者は史上最多の9名と歴史的快挙を成し遂げた。
興奮冷めやらぬ中、真田は「チームメートがたくさん会場にいてくれたので、ひとりじゃない、みんなの代表としていただくという思いで壇上に上がりました。この意味は数年後にわかる気がする。自分にとっても大きなことですが、今後の業界、若い俳優たちに大きな布石になるのではないかと。いろんな才能が海外に飛び出していくのをサポートしたい」と早くも未来に期待を寄せる。
「SHOGUN 将軍」は、すでにシーズン2とシーズン3の制作が決定している。シーズン2について、「世界中から次も観たいという声をいただき、次(シーズン2)もやろうかという話になった。ライターズ・ルームがオープンし、ロケ地・スッタッフィングの話をしています」と進捗を報告した真田。「『SHOGUN 将軍』のテイストに合ったものを選びながら、フィクショナル・エンターテイメントとして仕上げていきたい。1年後(の撮影開始)を目指しています。長い旅の始まりに今、立ったところ。70パーセントが日本語セリフの作品が、この結果に繋がったことは、(『SHOGUN 将軍』の物語を伝える)可能性が広がったと感じます」と明かしている。
歴史的快挙を達成したアンナは、「夢のようで本当にまだ信じられてない、明日起きたら一回つねってみたいです」と心境を告白。授賞式にも出席した母親には「ステージ上からも感謝の気持ちを伝えました」と語り、「あとは、日本人のコミュニティーの皆さんと一緒に祝いたいです」と笑顔を見せた。
ハリウッドスターの仲間入りを果たしたアンナは、今後について「自分にとって意味のあるものを演じたい。『SHOGUN 将軍』のように、キャラクターが自分の一部になって、観てる皆さんが感じ取るものが大きい、奥の深いキャラクターや物語を選んでいきたい」と意気込み。日本のファンへ、「いつも応援して頂いてありがとうございます。これからも国境問わず色んな所で頑張って皆さんと一緒に盛り上げていきたいです」と呼びかけた。
また、浅野忠信と共に助演男優賞にノミネートされた平は、惜しくも受賞を逃したものの、作品賞受賞の際にステージに上がった。作品賞受賞の瞬間「しばらくの間、手が震えてました(笑)」と振り返り、日本のファンに向けて「『SHOGUN 将軍』をまだご覧になっていない方は、是非ディズニープラスでご覧ください!」とアピールしていた。(編集部・倉本拓弥)