【漫画】6歳の頃、祖母に買ってもらった“パジャマ”がお気に入り 今も大切に着る息子に「泣ける」<作者インタビュー>
血のつながりがない祖父母と息子の絆を描いた漫画「長男と祖父母の話」が、Instagramで多数のいいねを集めて話題となっています。
息子が6歳のとき、祖母が買ってくれたパジャマ。成長して小さくなってしまった今でも、息子は大切に着ていました。ボロボロになりおなかが出ても着ていることを聞いた祖母は…。読者からは「すてきすぎる」「いい関係ですね」「感動で泣ける〜」などの声が上がっています。
パジャマからおなかが出る状態でも着続ける息子
この漫画を描いたのは、にしやま ポケットさんです。Instagramやブログ「ポケットのコーヒーブレイクブログ」で漫画を発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
にしやまさん「中学生くらいまでは、趣味で漫画を描いていました。当時は少年漫画やRPGゲームが大好きで、身近なものを擬人化して冒険する漫画を描いていました。
2022年にiPadを購入したのを機に、Instagramに漫画を描いて投稿し始めました。いろいろな人がInstagramに漫画を投稿していたので、『私もやりたい!』と思ったのがきっかけです。漫画を発表することで、小さい頃の寝る時間も惜しんで漫画を描いていた、ワクワクする気持ちを思い出すことができました。そして、自分の可能性が広がった気がします。何より一番の大きな変化は、たくさんの人とお知り合いになれたことです」
Q.息子さんは、最初からおばあさまやおじいさまになついていたのでしょうか。
にしやまさん「最初に会ったときは恥ずかしがっていましたが、次の週には義父母に映画に連れて行ってもらい、すっかりなついていました。今では私より義父母の好みをよく知っています」
Q.このパジャマを着る息子さんを見て、いつもどう感じていましたか。
にしやまさん「すごくパジャマを大切にしていたので、『義父母のことが大好きなんだな』と。私も、義父母が息子をかわがってくれている気持ちが感じられて、とてもうれしかったです。
今は買ってもらった当時から身長が25センチくらい伸びたので、パジャマからおなかが出ているのは気になりましたが、着るのをやめなさいとは言えませんでした」
Q.この作品に、どのようなコメントが寄せられましたか。
にしやまさん「わが家は再婚家庭なので息子と義父母の血のつながりはありませんが、読者の皆さんからは息子と義両親について、『思い合っている様子や、お互いを大切にしているのが分かる』と、読んでいてこちらが心温まるような、すてきなコメントをたくさん頂きました」
Q.今後取り組んでいきたいテーマはありますか。
にしやまさん「感動するような話やほっこりした話を描きたい気持ちと、ホラーやオカルトが大好きなのでゾッとする話を描きたい気持ちがずっと心にあります。そうなるとジャンルに統一感がないので、Instagramでは難しいかもしれませんが…。
今年は企業広告漫画も描かせていただいたので、今後はジャンル問わずいろいろなことに挑戦したいと思っています」