リンキン・パークの新ボーカル、強姦有罪者を支持したとされる疑惑に声明
ロックバンド、リンキン・パーク(Linkin Park)のエミリー・アームストロングが、強姦容疑で有罪を受けた俳優のダニー・マスターソンを過去に支持していたとの疑惑について、自身のSNSで声明を伝えた。
故チェスター・ベニントンの後継となるボーカリストとしてリンキン・パークに加わったアームストロングは、ロックバンドDead Saraで活動していたシンガー。リンキン・パークの新たな女性ボーカルとしてライブパフォーマンスを行うと、新曲や世界ツアー予定の発表とともに一躍時の人となった。
しかし彼女の起用に否定的な意見を示したのが、ロックバンド「マーズ・ヴォルタ(The Mars Volta)」のボーカルであるセドリック・ビクスラー・ザヴァラとその妻で女優のクリッシー・カーネル・ビックスラーだ。
夫妻はかつてサイエントロジー協会の会員であり、妻セドリックはレイプ事件で2023年9月に終身刑の判決となった俳優のダニー・マスターソン事件における告発者の一人。マスターソンはサイエントロジーを通じて知り合った女性3人を自宅でレイプした罪に問われていた。
すでに脱会し、現在では教会を否定している夫妻がこの度批判しているのは、アームストロングもサイエントロジー会員であることと、彼女が過去にマスターソンを支持していたということだ。ザヴァラは2023年、アームストロングのバンドDead SaraのInstagram投稿に「君のファンは、君のお友達のダニー・マスターソンのことを知っているの?君のレイプ魔のお友達」などと書き込み、彼女とマスターソンとの繋がりを糾弾していた。アームストロングは2020年、マスターソンを支持する形で公判に出席していた。
米の記録によると、アームストロングのリンキン・パーク加入ニュース後、ザヴァラはこの書き込みをInstagramのストーリーに再掲。これは後に削除されたが、妻ビックスラーはアームストロングを告発する投稿を繰り返している。
こうした流れを受けて、アームストロングは自身のInstagramのストーリーに声明を掲載。マスターソンの支持は誤りであったこと、その後は一切の関係を経っていることを、次のように伝えた。
「ハイ、私はエミリーです。初めましての方も多いので、少し前に起きたことについて誤解を解きたいと思いました。
数年前、私は友人だと思っていた人物の出廷をサポートするよう頼まれ、ある初期の審問に傍聴人として出向きました。その後すぐに、行くべきではなかったと気づきました。私はいつも人の良いところを見ようと努めているのですが、その人については見誤りました。それ以来、彼とは一度も話をしていません。想像を絶する詳細が明らかになり、彼は後に有罪になりました。
できるだけ明確に言うと、私は女性に対する虐待や暴力を容認しません。これらの犯罪の被害者に共感しています。」
@emilyarmstrongリンキン・パークは2024年9月より新体制初となるワールドツアー全6公演を行い、11月15日には新アルバム『From Zero』をリリース予定。
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