43号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

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大谷が史上初43-43達成…直前に敵ファンが野次

 ドジャース大谷翔平投手は8月30日(日本時間31日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦の8回に今季43号本塁打を放った。この試合では43盗塁を決めており、史上初の「43本塁打&43盗塁」に到達した。空前の大偉業に敵地は騒然としていた中、相手ファンから「大谷は過大評価!」と罵声が飛んでいたことを、米メディアが報じている。

 9-5で迎えた8回の第5打席、右腕シーウォルドの93マイル(約150キロ)の直球を左翼席へ運び、チェイスフィールドでは初アーチで43号を達成した。2回の第2打席では死球で出塁後に43盗塁目を記録しており、史上初の43-43を達成。大記録には敵地でも拍手と喝采が起きていた。

 しかし、この直前、大谷に罵声を浴びせているダイヤモンドバックスファンと思われる男性ファンがいた。米メディア「ジョンボーイ・メディア」が自社X(旧ツイッター)で紹介している。敵軍ユニホームを着た男性は、大谷に向かって「OVERRATED!(過大評価!)」と大声で絶叫。しかし、その数秒後に大谷が43号を放つと、周りのファンから“お前のせいだ”と言わんばかりに声をかけられ、“やっちまった”という表情を浮かべていた。

 米スポーツで、スター選手や大型契約を結んだ選手が「OVERRATED!(過大評価!)」と野次られるのは日常茶飯事。ある意味では、大谷が現地ファンに“認められている”証とも言えるかもしれない。(Full-Count編集部)