冷凍王子が選ぶ業務スーパー｢最強のコスパ冷食｣
冷凍王子がオススメする業務スーパーの冷食10種をご紹介！※写真は一部加工しています（写真：編集部撮影）
夏休みもそろそろ後半戦に突入。毎日続く食事づくりに、冷凍食品を活用してみてはどうでしょう。
この記事では、「冷凍食品専門家」「冷凍生活アドバイザー」として活動し、『いますぐ食べたい！冷凍食品の本』や『冷凍王子の冷凍大全』などの著書のある“冷凍王子”こと西川剛史さんが、これを買っておけば間違いない「業務スーパーの冷凍食品」を紹介します。
価格もクオリティもバッチリ！
「業スー」とも呼ばれ、テレビやSNSでも話題の業務スーパー。今や知らない人は少ないかもしれません。人気の理由は、たっぷりサイズの商品がお得に買え、さらに普通のスーパーではお目にかかれない輸入品も充実していることが挙げられます。
何より冷凍食品は見逃せません！ 大容量&商品調達力を生かして、コスパがいいだけではなく、クオリティが高い冷凍食品が多いのです。今回は、夏休みの食事づくりに役立つ業務スーパーの冷凍食品から、筆者がオススメするベストテンをご紹介しましょう。
※本稿に記載の商品価格は税込み／編集部調べ（2024年7月）
※店舗や時期によって在庫状況の変動、価格・パッケージ・内容量の変更や販売終了などになることがあります
※調理は、それぞれの商品パッケージの記載方法にしたがってください
あると助かる！ 「業スー冷凍商品」10選
�［篥�讃岐うどん（200g×5食入／148円）
もっちりコシのある食感でクオリティがとても高いうえ、何といっても値段が圧倒的に安いのが魅力。2020年に業スー生誕20周年企画で行われた「第1回業務スーパー冷凍加工品総選挙」でも堂々の1位でした。国内にある自社関連工場で作られているので、安心感もあります。
一般的に、数食パックの冷凍うどんは1食ずつ個包装されていますが、これは5食が1袋に入っていて、そこが安さの理由。かけうどんはもちろん、暑い夏は冷やしうどんに。レンジ調理も可能です。
冷凍讃岐うどん（200g×5食入／148円）とにかく安い！（写真：筆者撮影）
��炭火鶏もも串（タレ）（27g×5本入／188円）
鶏もも肉を炭火で焼き、特製ダレで味付け。電子レンジで温めるだけで、手軽においしい焼き鳥が楽しめます。
このままお酒のおつまみとして食べてもいいですし、串から抜いてご飯に乗せて、ネギと生卵の黄身を添えれば、焼き鳥丼のできあがりです。卵でとじて焼き鳥親子丼にしてもいいですね。
炭火鶏もも串（タレ）オススメは焼き鳥親子丼（27g×5本入／188円）（写真：筆者撮影）
�Ｎ篥爛僖廛螢�（500g／198円）
カット済みのピーマンと黄パプリカ、赤パプリカの3種類がバラ凍結された商品。パプリカは生鮮野菜で買うと高いので、冷凍野菜でこの値段でミックスされているのはお買い得です。
凍ったままフライパンで炒め、塩コショウや焼肉のタレ、オイスターソースなどで味付けすれば、あっという間にカラフルな野菜炒めが完成します。豚肉と一緒に炒めてチンジャオロース風にしてもいいですし、ピザなどのトッピングにも重宝します。
冷凍パプリカ（500g／198円）緑、黄、赤の3色パプリカがたっぷり入っています（写真：筆者撮影）
春が旬の野菜も冷食なら今もおいしい！
�ず擇硫屐�500g／198円）
出回る時期が限られるためなかなか手に入らない菜の花も、冷凍野菜なら1年中楽しめます。菜の花は甘みがあっておいしく、βカロテン、葉酸、ビタミンE、鉄などが含まれており、非常に栄養価も高い野菜です。
定番は、さっとゆがくかレンチンしてだし汁と合わせるおひたしですが、個人的には炒め物がオススメ。同じく業務スーパーで売られている「合鴨ロース」と一緒に炒め、塩で味付けすると絶品です！
菜の花（500g／198円）冷凍なら旬以外の時期にも楽しめます（写真：筆者撮影）
�ゥ�クラスライス（500g／188円）
ネバネバ野菜の代表格、オクラは夏のスタミナ源！
湯通しした後にスライスし、バラ凍結しています。カット済みなので、凍ったまま必要なぶんだけ取り出し、さまざまな料理に利用できます。電子レンジで解凍し、めんつゆとかつおぶしをかけるだけで一品に。納豆と和えたり、暑い時期はそうめんやそばの薬味にしたりと、いろいろな使い方ができます。
オクラスライス（500g／188円）カットの手間なしでラクラク調理（写真：筆者撮影）
解凍し、めんつゆとかつおぶしをかけるだけのスピード副菜。ごはんに乗せても！（写真：筆者撮影）
皮むき不要、里芋も冷凍が◎
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面倒な皮むきが済んでいて、ゆでてあるのが便利な冷凍さといも。必要なぶんだけ取り出して使える時短食材です。乱切りになっているのもポイントで、加熱時の熱の通りがよくなります。
冷凍さといもを耐熱容器に入れてめんつゆをたっぷりかけ、電子レンジで加熱すれば、手軽にホクホクの煮物風ができますよ。
さといも乱切り（500g／268円）カットしてあるため火の通りが早く時短に（写真：筆者撮影）
煮物もレンジであっという間に完成（写真：筆者撮影）
��薄焼き餅（青ねぎ入り）（5枚入／448円）
小麦粉で作った生地に青ネギ、ゴマなどを練り込んだ、台湾の夜市でおなじみの「葱抓餅（ツォンジュアビン）」というローカルフードです。こういった珍しい商品に出会えるのも業務スーパーの醍醐味ですよね。
凍ったままフライパンで焼き、その後に皿の上で空気を入れるように箸などでほぐすと、ミルフィーユ状のサクサクの層ができておいしいです。味はついていますが、ソースをかける人もいるようです。卵やベーコン、チーズ、野菜をプラスすれば、お休みの日の軽食にもぴったり。
薄焼き餅（青ねぎ入り）（5枚入／448円）台湾屋台メシにも業スーで出会えます（写真：筆者撮影）
サクサク食感がおいしく、朝ごはんからおやつまで大活躍（写真：筆者撮影）
おつまみやおやつに重宝
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業務スーパーではフライドポテトも、1kg348円という驚異的な安さで手に入ります。食べたいときに凍ったまま油で揚げるだけ。おつまみやおやつに重宝します。
シンプルな塩味だけでなく、青のりやコショウ、フレーバーソルトを振りかけるなど、アレンジも楽しい。ケチャップやマヨネーズをディップするもよし、チーズをかけてグラタン風にアレンジするもよし！
フライドポテト（シューストリング）（1kg／348円）大ボリューム＆神コスパ！（写真：筆者撮影）
��三鮮水餃子（500g／378円）
中国ではポピュラーな、豚肉と野菜とエビの3種の具材が入った三鮮水餃子。日本だとエビが入るとエビ餃子ですが、中国だと普通の餃子にエビが入っているんです。
食べ方は、お湯でゆでるだけ！ 筆者のオススメは、業スーの「冷凍白ねぎカット」をたっぷり乗せたあと、ポン酢をかける食べ方です。もちもちの皮でうま味たっぷりの具材をシンプルに味わえます。味噌汁やスープに入れたり、揚げ餃子にしたりしてもOKです。
三鮮水餃子（500g／378円）皮はもちもち、味もしっかり（写真：筆者撮影）
暑い夏には、ポン酢でさっぱりいただける水餃子はうれしいですね（写真：筆者撮影）
冷食王道のあれも業スーならお得
��和風鶏もも唐揚（500g／448円）
ラストは唐揚げ！
冷凍食品の中でも唐揚げは人気が高いですが、業スーの唐揚げは、「おいしい」「リーズナブル」「大容量」と三拍子揃っています。鶏肉自体のしっかりとした弾力もあり、味付けは子どもから大人まで楽しめる王道のしょうゆ味です。
揚げ調理済みなので、電子レンジで加熱するだけで食べられます。もちろん油で揚げてもいいですし、トースターで温めてもOK。1個が大きくて食べ応えがあるので、夕食のメイン料理やお弁当のおかず、ごはんに乗せて丼にするなど、いろんな場面で大活躍です。
和風鶏もも唐揚（500g／448円）家族みんなが大好きな定番の味付け（写真：筆者撮影）
電子レンジで温めるだけで、メインのおかずが完成します（写真：筆者撮影）
これらの商品が並ぶ、業務スーパーを運営するのは（株）神戸物産。店舗数は年々増加を続け、2024年5月時点で全国1066店、前年同期より41店舗も増えています（神戸物産ホームページより）。そのほとんどがフランチャイズ加盟店です。
お店によって扱う商品が違う！
それぞれの店舗が、神戸物産が取り扱う商品の中から何を仕入れるかを決めるため、店舗や地域により品揃えや価格が異なります。いつもとは別の店舗に足を運ぶと新たな商品が見つかる、宝探し的な楽しみ方ができるのも業務スーパーの面白いところです。
業務スーパーの冷凍食品は、コスパも品質も使い勝手も抜群です。生鮮品だと大容量パックは使い切れないこともありますが、保存期間が長い冷凍食品ならムダにならないのもいいところです。
ぜひ皆さんも、夏休みの食事にうまく活用してみてくださいね！
（構成／田中絢子）
（西川 剛史 ： 冷凍生活アドバイザー）
