ブレイキンに出場した湯浅亜実(AMI)【写真:ロイター】

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パリ五輪

 パリ五輪は9日、新競技ブレイキン女子が行われ、日本の湯浅亜実(ダンサーネーム:AMI)が金メダルを獲得した。日本からは福島あゆみ(同AYUMI)も参戦。個性的なダンサーネームや服装が注目を集め、日本のXでも「ブレイキン」が一時トレンド1位になるなど一夜にして話題沸騰となった。

 ブレイキン開幕初日にもかかわらず、馴染みのないファンも一気に虜になった。

 まず脚光を浴びたのはダンサーネーム。世界ランク1位のリウ・チンギ(中国)はなんと「671」だ。レッドブル公式サイトの特集ページによると、英語の「リウ・チンギ」の発音は中国語の「671」の発音と似ているのが由来だそうだ。さらに、オランダ人のインディアデウィ・サルトジョーのダンサーネームは「インディア」。ネット上の日本人からは「混乱するなw」とツッコミが入った。

 同日の予選で日本人の視線を集めたのはレイチェル・ガン(オーストラリア)。その服装は上下とも深緑を基調とし、ももの側面には黄色のラインが入っていた。さらにキャップも同じ色。ヤマト運輸の配達員に似ているとX上で話題となり、「クロネコヤマト」「ヤマト運輸」がトレンド入りするバズ状態となった。

 世界ランク4位のAYUMIは準々決勝敗退。しかし、41歳とは思えぬキレキレのダンスで会場を魅了した。テレビ中継で解説を務めた白井健太朗氏が発する「ストロング」も視聴者の琴線に触れたようで、ネット上では「なんかわからんがストロングだった!」「これはストロングっすね?」「ストロング!」と真似するファンが続出した。

 男子は10日に開催。日本からは半井重幸(Shigekix)と大能寛飛(Hiro10)が出場する。近年はスケボーやBMXなどこれまでと違ったカルチャーのスポーツに火が付いただけに、ブレイキンも盛り上がりそうだ。

(THE ANSWER編集部)