元AKB48真楪伶 台湾から来日して7年ーーアイドル卒業記念に写真集発売 今後の野望は「“うさぎキャラ”を広めること」
写真集を発売した真楪伶（写真・梅基展央）
「どの写真もお気に入りなので、決められないんです。今日の気分だと、この大きな紫のリボンを着けた“妖精さん”と呼んでいる衣装ですかね」
と語るのは、2024年2月にAKB48を卒業し、名前を「馬嘉伶」から改名し、本格的にタレント活動をスタートした真楪伶（まちゃりん）だ。7月11日に発売された初の写真集は、AKB48卒業の翌週に撮影した作品。自身も制作に深く携わるなど気合の入れようだ。
「インドネシアのバリ島で撮影しました。写真のセレクトや、並び順、衣装も全部関わらせていただいたので、すごく思い入れのある一冊なんです。ぜひ多くの人に手にとっていただきたいです！」（真楪伶、以下同）
台湾の高雄市で生まれた真楪伶は、中学生時代にAKB48と出会い、憧れを持つようになる。そして「AKB48 台湾オーディション」を経て2016年2月に単身、日本にやってきた。
「当時は、ちょうどK-POPが流行りだした頃でしたが、私は断然、“AKB派”でしたね（笑）。アイドルを目指して、色々なオーディションを受けたのですが、母親には猛反対されました。結局、高校生の頃にやっと『大学に受かったら、オーディションを受けてもいい』と約束してもらえたんです。AKB48のオーディションは、ちょうど大学受験後でした。まさにぴったりのタイミングだったんです。
最終的に、台湾の大学にも合格できて、わずか数カ月でしたが“キャンパスライフ”を楽しむことができたんですよ。それからオーディションに合格したのでこっちにやってきました」
現地で日本語の勉強はしていたものの、当然来日した際は、カタコトの状態だった。
「聞き取れるのは3〜4割ぐらいで、話せるのは1割ぐらい。言いたいことが伝えられなくてすごくもどかしかったです。でもホームシックにはなりませんでした。ホームシックになる余裕もないぐらい、みんなに着いていくのに必死で（笑）」
19歳から27歳までの怒涛のアイドル生活から一変、今は新しい挑戦ができるようになった。
「時間的余裕はできましたね。アイドル時代、オフの日はほとんど家にいました。ドラマやテレビを見たり、あとは色んな分野で成功した人のエッセイを読むのが好きでした。今は、結構街に出ていますね。ファッションが好きなので、洋服のお店やアクセサリーのお店など、色んなところに足を運んで刺激を受けています。まだまだ具体的ではありませんが、アパレル関連のお仕事をやってみたいという野望があるんです」
彼女の抱える“野望”はもうひとつ。愛する“ぱみぃ”を世界に広めることだ。
「“ぱみぃ”は私が考えたうさぎのかわいいキャラクターです。そもそも、私は小さい頃からうさぎが大好きだったんです。『うさぎを飼いたい』と母に言い、大喧嘩したのを今でも覚えています（笑）。でも、いま住んでいるお家もペット不可。“うさぎを飼いたい欲”をイラストとして昇華したのがぱみぃなんですよ」
すでにLINEスタンプや、待ち受け画面などを展開しているが、まだまだ展開する予定だ。
「ぱみぃの物語をマンガなどのメディアで展開したいと思っています。進みそうなお話もあるので、頑張って営業していきます！（笑）。芸能活動でいえば、色んなバラエティに出たいです。『AKBINGO！』（日本テレビ系）に7年間ださせていただきましたが、すごく楽しかったので、色々番組に出てみたいです。好きなバラエティは『トークィーンズ』（フジテレビ系）や『あざとくて何が悪いの？』（テレビ朝日系）など、トーク番組ですね。でも、どっちも私が出られるような番組じゃないですかね（笑）」
“アイドル卒業”でいちばん気になるのは、“恋愛解禁”のこと。意中の人はいるのか、好きな男性のタイプはどんな人なのかーー。
「今はとにかく仕事をしたいので、恋愛という気持ちじゃないんです。好きなタイプの人は優しい人ですね……すみません、なんか“アイドルっぽい”回答で（笑）。ただ、私を一番大切にしてくれる人ですかね。台湾って、日本よりレディファーストというか女性が強い感じで、両親も全部母が主張して、父はそれを認めるという感じでした。私もおんなじかもしれませんね（笑）」
こんなに可愛いコなら、言いなりになります！
※『真楪伶 1st写真集 奇跡と出会った瞬間』はKADOKAWAより発売中
※写真集の発売記念イベントを8月4日、東京・HMV＆BOOKS SHIBUYA 5Fイベントスペースで開催予定。イベント時間はそれぞれ11:30〜、12:30〜、14:20〜、15:20〜
