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 6月10日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。夏休み編2024』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。

参考:【写真】2人と2ショットになる女子メンバー・その 「方言かわいいなって」

 以下より、7月29日公開の2話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

・こうき、念願の“その”継続参加に思わず舞い上がり?「方言かわいいなって」

 男子全員が継続組、久しぶりの学校集合、さらには1話終盤、その(平松想乃)が『パタヤ編』ぶりに追加参加をサプライズ発表するなど、驚きの展開続きな『夏休み編2024』。先週の興奮が冷めやらぬまま(そして次週はさらなるサプライズが!)、そのが今週の主人公をそのまま担当。まだ到着間もない彼女だが、第一印象で気になった相手も明らかとなった。

 まずは、こうき(高橋紅輝)の誘いで2ショットに。どちらも大人っぽいビジュアルだが、こうきが珍しく少年のように舞い上がっているのが、画面越しでもよく伝わってくる。旅の出発前から、そのが継続メンバーとして参加する願いをこぼしていたこうき。「遠距離したことある?」など、初対面とは思えぬ深い話題を投げかけるほど、彼女に強く惹かれているようだ。

 「ひとつ言っていい? 方言かわいいなって」と、岡山出身の彼女を照れさせるのは最早いつも通りのムーブだが、それでもいつもより調子が出ていない? 現時点ですでに、2ショットをしたりのん(多田梨音)よりも、そのに対する気持ちが大きいと語るあたり、どこか冷静さを忘れ、恋のある種の盲目さに飲まれかけている様子が見受けられた。

 途中、雨が降り出した際、こうきがどこからともなく取り出した傘のなか、肩を並べたふたり。スタジオの“恋愛見届け人”を務める井上裕介(NON STYLE)から「(ゴルフ場の)キャディーさんの差し方」と、ナチュラルすぎる傘の取り出し方をツッコまれていたが、そんなことがどうでもよくなるほど、雨すらも恋の演出に思えてくる。濡れた街が余計にロマンティックとは、このこと。

 ちなみに驚くことに、こうきは旅の初日が18歳の誕生日当日とのこと(なんと成人に!)。この日の夜に開催されたホームパーティでも、大きなバースデーケーキが用意されていた。実はこのホームパーティの直前、メンバー全員がお菓子組・食べ物組のふた手に別れて買い出しに繰り出したのだが、そのうちこうきがいない方の食べ物組が、プレゼントとともに密かに購入していたのだという。

 そのほか、そのがこの後、りゅうじん(那須川龍心)を指名して2ショットに抜けるのだが、残りのメンバーはじゅり(榊原樹里)がじゅま(坂本ジェルー寿真)、みあ(藤田みあ)がけんたろう(中村健太朗)、りあ(米澤りあ)がせな(黒木聖那)といったように、気になる相手と2ショットをせず、パーティの場で隣同士で気軽に会話をして過ごす姿が印象的だった。彼らはこの旅が3泊4日とはまだ知らないはずだが、どうにも普段の『今日好き』よりも時間の流れがゆっくりと感じられ、不必要に焦っている雰囲気がない。

 もちろん継続組はこの3日間は短いと知っているはず。だが、それでも場慣れがあるためか。前述のこうきに向けたケーキサプライズもあって、よい意味での友だち感(あるいは、チームとしての団結)が芽生えてか、妙に安心感のあるシーンとして、今回の旅の和やかさ、ならびにメンバー仲のよさを象徴するかのようだった。そうした意味でもこの日が誕生日だったこうき、素直にありがとう。そして、おめでとう。

・りゅうじん×その、気球のように急上昇中な成立可能性 ゆうのサプライズ登場も!

 前述の通り、りゅうじんを2ショットに誘ったその。話を聞くに、彼女の好きなタイプは独特な雰囲気があり、少しだけ変わっている性格。そして大人っぽく、自分らしさを持っている人だという。まだ少年らしさこそ残しながら、これらのほぼすべてに当てはまるりゅうじん。見事、人気女子のお眼鏡に叶い、上手く試合運びをできなかった前回の『卒業編2024 in セブ島』のリベンジを果たしている。というより、リベンジ具合がものすごい。

 そんな彼に、幸運の神様も味方しているよう。実は、試合前の減量期間、空腹を紛らわせるためにゲームを嗜んでおり、なかでも好きなのが『ゼルダの伝説』。ん? このタイトル……たしか……。そう、そのが『パタヤ編』で名前を挙げていた大好きなゲームと同じタイトル! この何気ないきっかけでさらに仲を深めることになり、この後も……。

 翌朝、りゅうじんは特別な“朝デート”として、彼女と一緒に気球に乗船。そのが昨晩、女子メンバーだけでの“花くじ”で見事に当たりを引き当て、デートの相手としてりゅうじんを指名したのだ。とはいえ、りゅうじんはまだ、りあの存在が心残りのようで、そのに完全に気持ちが傾いているわけではなさそう。また、そのも第一印象で気になったりゅうじんのほか、昨日にアプローチを受けたこうきとも、もう少しだけ話をしたい様子。気球から始まった2日目、そろそろ波乱の展開がやってくるのか。

 さて、今シーズンの新規要素として、1日に数回、旅の思い出を振り返る“日記”をしたためる時間が設けられている。1日目夜の日記によると、そのはりゅうじんとの朝デートで、彼に対する想いが友だちとしての好きか、あるいは恋愛のそれかをハッキリとさせたいと記していた。

 結果、件の気球デートではその想いに判断をつけられなかったほか、りゅうじんにもこうした考えを持っていたことを伝えていたのだが、これまでの旅であれば、メンバーが夜、ベッドで考えるような頭の中身ーーいわば、カメラにも、眼に見える形で我々の瞳にも映らない、というより映るはずがない思考がビジュアライズされているのは、とても大きなポイント。この日記を読み解いていけば、最終的にカップル成立する(かもしれない)ペアが導けるかも?

  一方、りゅうじん×そのが気球デートで不在のなか、各々の部屋から起床してきたメンバーたち。リビングに集まり、ふたりの帰還を待ちながら、視線をやった先に見えてきたのはーーりゅうじんでも、そのでもなく、なんと……ゆう(早坂ゆう)。「いまわかりました」「ゆうちゃんへの気持ちがまだ」「会いたいです」。あの願いが、ようやく叶った。止まっていたじゅまの時間が、再び動き出すーー。

 次回予告を確認するに、じゅま×ゆうの関係性は来週すぐ、核心に触れられるようだ。また、こちらもサプライズだったのだが、来週のオンエアは15分拡大スペシャルに。放送枠を拡大しなければならないほど、中身の濃い2ショットの連続なのだろう。

 『夏休み編2024』の本番はここから。いよいよ、ここ数年で一番ともいえる『今日好き』の本気を見せつけられることになりそうだ。

(文=一条皓太)