KRY山口放送

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部活動中に熱中症を疑われる生徒が多数発生したことを想定し、教職員の連携や対応を確認する訓練が24日、下関市の中学校で行われました。

「気分悪いです」

日新中学校で行われた訓練は、部活動中に複数の生徒が気分が悪くなったとの想定で行われました。

教職員が歩けない生徒を担架で保健室に運ぶと共に、放送で部活動を中止しクーラーのきいた教室で待機するよう呼びかけました。

安成校長(現場の音)「歩行不可能な生徒もおりますので救急車を呼んだ。軽症の者を校長室に移動してもらいます。」

また校長室を臨時の保健室にして、歩ける軽症者と歩けない症状の重い生徒を分けたり、生徒が待機する教室には、副顧問を配置するなど教職員が連携し対応にあたっていました。

(安成校長)「予想していたよりスムーズにできたのではないかと思います。訓練の必要性もそうですが、未然に対応していきたいと思う。熱中症指数とか気温・湿度、生徒の状況とかを見ながら、あらかじめ活動を思い切って中断するという必要があるなと思った。」

県によりますと7月にはいってから24日までに熱中症とみられる症状で救急搬送された人の数は278人。

過去5年間の中で最も早いペースとなっています。