シットコムはトレンドではない!?『ビッグバン★セオリー』クリエイターが反論

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人気ドラマ『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』のクリエイターとして知られるチャック・ロリーが、近年シットコムが置かれている状況を危惧する声に対して、自身の見解や思いを語った。米Entertainment Weeklyが伝えている。

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「誰かを笑わせられたら悪くない日」

1997年より放送された『ふたりは最高! ダーマ&グレッグ』をはじめ、『ハーパー★ボーイズ』や『コミンスキー・メソッド』、『ビッグバン★セオリー』とそのスピンオフ『ヤング・シェルドン』といったシットコムを次々とヒットさせてきたロリー。歯に衣着せぬ物言いも持ち味の一つの彼だが、シットコムの話になれば、その勢いが止まることはない。

テレビ批評家協会(TCA)のプレスツアーで、エンターテインメント業界やテレビ界のトップたちがシットコムというジャンルに興味を示していないように思える現在の状況について意見を問われたロリーは「クソくらえ」と返答。さらに以下のように続けた。

「僕がこうしたことについてマクロな視点を持っているのかが聞かれているなら、持っていないと答えるよ。僕は自分がワクワクすること、素晴らしいと思うこと、僕が愛して尊敬する人々と一緒に仕事をして、語るべきと思える優れた物語を綴ることをやり続けようと努めているし、人を笑わせるって素晴らしいことだと思う。誰かを笑わせてから家に帰ってきたとしたら、それって悪くない日だよ」

業界がシットコムについてどのように考えているのかを最も知っている人物がいるとすれば、それは“シットコムの王”とも称されるロリーだと考える人もいるかもしれないが、彼自身は実際にはそうした流行の盛衰や言説を極力避けようとしているのだとか。

ロリーは、業界の考えは自分には関係ないとした上で「僕はただ自分が大好きで、みんなもそうだといいなって思うことをするために集中し続けようと努めている。僕が素晴らしいと思うものに、みんなも賛同してくれるといいな。そんな期待を抱いているよ」

ロリーは現在、『ビッグバン★セオリー』のスピンオフとして誕生した『ヤング・シェルドン』のさらなるスピンオフ『Georgie & Mandy's First Marriage(原題)』を企画中。本国アメリカで10月17日から放送される同作は、本家でジム・パーソンズが演じたシェルドンの兄ジョージーとマンディの新婚生活を描く内容で、『ヤング・シェルドン』で同役を演じたモンタナ・ジョーダンとエミリー・オスメントが続投予定。

ジョージーは2度の離婚歴があることが『ビッグバン★セオリー』ファイナルシーズンですでに明かされているため、ハッピーエンドで終わらないことが分かっている夫婦ドラマというのも新しい。「ジョージーは19歳。高校を中退している。この結婚がどれだけ難なく進むと思う? “ファースト”という言葉には悲観的な面もあるけど、辛抱強く待ってくれれば希望もある」とロリーはコメントしている。

周囲に左右されることのない揺るぎないシットコムへの愛が人一倍強い彼だからこそ創り上げられる作品を、これからも世界中のファンが楽しみに待ち続けるだろう。

『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』全12シーズンと『ヤング・シェルドン』シーズン1〜6はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

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参考元:米Entertainment Weekly