【REPORT】WayVからEVNNE、BOYNEXTDOORまで!テレ朝主催フェス「The MusiQuest」で多彩なステージを披露
盛り上がりも冷めやらぬ中登場したのは、現在全国15ヶ所を巡るツアー中のシンガーソングライター・清水翔太。出番前の公開リハーサルの時から既に、会場では“翔太コール”が飛び交う。ダンサーを両脇に抱えてのパフォーマンスの中、「Friday」「Gamble」では清水本人もダンスパフォーマンスに加わり、華やかで軽やかな雰囲気が会場を包んだ。大ヒットナンバー「花束のかわりにメロディーを」ではピアノのメロディに乗せエモーショナルな歌声で観客を魅了し、演奏後には大きな拍手が巻き起こった。終始MCを挟まず楽曲で真っすぐに自身を表現する姿は、観客の心に深く刻み込まれたことだろう。
「The MusiQuest、このイベントはつまり音楽を探求する旅。普段はあまり会えない皆に、俺らの音楽を少しでも届けられたなら、このイベントは大成功です!」と素直な気持ちを伝えた湘南乃風。「夢物語」で不安な中でも一人一人輝ける場所がある、と真っすぐに紡いだ後には、「睡蓮花」で会場を湘南乃風一色に染め上げた。会場を一つにした圧巻のパフォーマンスには、デビュー21年目という経験と実力を感じさせた。
1日目のヘッドライナーを務めたのは、今年1月にデビュー5周年を迎え、9月には日本デビューも控えるWayV。登場時にはこの日イチの歓声が巻き起こり、変わらぬその人気具合を覗かせる。「Love Talk」「Oh My Youth(English Ver.)」とダークかつセクシーなパフォーマンスを披露する中で、会場のボルテージはさらに上昇。MCでは慣れない日本語で精一杯話す可愛らしい一面も見せ、ファンダムの心を鷲掴みにした。
今回が日本初披露となる「Give Me That」「She A Wolf」では、センターステージでのキレのあるパフォーマンスで張り裂けんばかりの歓声を会場から浴びた。最後は観客から別れを惜しまれながらも、「また、すぐに会えます!」と今後の日本での活動を示し、「Welcome To My Paradise」を披露。ヘッドライナーにふさわしいパフォーマンスで会場を盛り上げ、この日を締めくくった。
NOWADAYSのオープニングアクトを終え、Day2のトップバッターとして登場したのは、期待の新人16年目、シンガーソングライターユニット・C&K。サングラスに工事現場の作業服を着たCLIEVYに、サングラス・柄物のシャツでキメたKEENのコンビという異色な風貌で「C&K0」を披露し、「俺たちが C&K だ!!」という事をこれでもかというほどアピールする強烈なスタートを切った。二人はそのまま「to di Bone」「パーティ☆キング」「梅雨明け宣言」とコミカルに続け、会場は一気にパーティムードに。
軽快なMCで会場を笑い声で包んだあとは、ヒットナンバー「みかんハート」で会場を一気にバラードムードに染め上げる。CLIEVYのスーパーハイトーンボイス、KEENの透明感あふれる声のハーモニーを存分に体感できるひと時となり、会場はみるみるうちにオレンジ色のペンライトで一体感に包まれた。
「愛を浴びて、僕がいる」ではコール&レスポンスから始まり、「ふざけた中のシリアスなメッセージ。周りの人に伝えるには小恥ずかしいメッセージを、みんなに向けて歌います」と語った2人のメッセージと真っすぐな歌声に、観客からは大きな拍手と歓声が上がった。最後には「C&K9」を歌唱し、ぴあアリーナ MMの雰囲気をジャックしたままステージを後にした。