7月15日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームの西武―オリックス13回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの渡辺久信GM兼監督代行にインタビューした模様を放送した。今シーズン2度目の先発を託した菅井信也投手に期待していることについて訊いた。

――オレステス・デストラーデさんが西武ライオンズのスペシャルアドバイザーに就任されまして、今日の試合前(7月15日、対オリックス13回戦)、野手陣にご挨拶をされていましたね。
渡辺「オーレ(デストラーデ)に来てもらったのは、日本に来たばかりの外国人選手は日本の野球にアジャストできていない部分があります。なので、オーレは日本で長くプレーをしていたので日本の野球への対応方法や経験談も話せますし、アギラーの場合は右足首の故障で今は野球ができないので、コルデロ、ガルシアにバッティングやメンタルのことをアドバイスしてほしいなと思います」

――蛭間拓哉選手が1軍に昇格しましたが、2軍の首脳陣からの報告や映像などをご覧になっていかがですか?
渡辺「手首の故障で2軍に落ちていましたが、『痛みも癒えたので全然大丈夫です』と蛭間も話していましたし、2軍のほうでしっかり結果を残していて今は状態がいいので、今日も1軍でスタメン起用しますけど、1軍のほうでもしっかり結果を残してほしいなと思います」

――1軍に昇格した選手がすぐに結果を出してくれればというのはありますか?
渡辺「そうですね。いい状態で1軍に上がってきていますし、1軍の攻撃面は厳しい状況が続いているので、一石を投じてほしいなと思います」

――菅井信也投手が今シーズン2度目の先発になります。どんなことを期待していますか?
渡辺「カード頭で難しいとは思いますが、若い投手ですし成長する過程では絶対に必要なことなので、点はある程度は取られると予想はしていますが、しっかり試合を作って、点を取られてもそのあとは抑えてビッグイニングを作らないことを期待して、あとは攻撃陣が援護できればなと思います」

――菅井投手は初先発で反省点もありましたが、そこから中継ぎ登板を挟んで改善点は見られましたか?
渡辺「真っ直ぐ自体は打者からしたら球速以上に差し込むような球を投げているので、あとは変化球の精度が課題になってきますね。長いイニングを投げていくと真っ直ぐだけでは難しいので、いろんな状況のなかでうまく変化球を投げて対処していってほしい。今日は(炭谷)銀仁朗が先発マスクを被るので、年齢差はだいぶあるんですけど、うまくやっていってほしいです」

※インタビュアー:寺島啓太アナウンサー