富永啓生、NBA入り前進に「凄く嬉しい」 試合中に“契約”を電撃発表、渡邊雄太には「たくさん相談」
試合後に口を開く
バスケットボール男子日本代表は5日、有明アリーナで行われた国際強化試合で韓国代表と対戦したが、試合中に富永啓生がNBAペイサーズと「エグジビット10」契約すると発表された。試合後、本人は「第一歩。まずは契約をいただくことができて、これからがチャレンジの始まり」などと喜んだ。
富永はこの日の韓国戦に出場したが、試合が始まった午後7時過ぎにペイサーズとの「エグジビット10」契約のニュースが駆け巡った。試合後に取材に応じ、ペイサーズについて「まだ細かいことは話していないけど、オファーを頂いて、やれることは凄く楽しみ。自分のプレースタイルにも合っている」と印象を語った。オファーを聞いたのは1週間前だったという。「凄く嬉しかった。プロキャリアの第一歩と思っている」と喜んだ。
かつて「エグジビット10」契約からNBAのキャリアを開いた渡邊雄太にも「たくさん相談させてもらった」といい、「どうしたらいいのか、彼の経験を聞いた」と説明。「少しは悩んだけど、ここまで来たらどこの場所かに限らず、自分でどれだけアピールできるかが大事になってくる」と意気込んだ。
「エグジビット10」は無保証による最低年俸での契約で、レギュラーシーズン開幕までにツーウェイ契約に切り替えることができる。6月末に行われたNBAドラフトで名前を呼ばれなかった富永からすれば、NBA入りに一歩前進したことになる。
試合は84-85で惜敗した。富永は12分28秒の出場で6得点にとどまった。
(THE ANSWER編集部)