キリアン・ムバッペはフェイスガード着用で出場【写真:ロイター】

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鼻骨折の影響でフェイスガード着用でプレー

 欧州選手権(EURO)は決勝トーナメント1回戦の戦いが始まっているが、ベルギー戦を控えるフランス代表FWキリアン・ムバッペはフェイスガード着用のプレーに強い違和感があることを話した。

 英公共放送「BBC」が報じた。

 ムバッペは大会初戦のオーストリア戦で相手選手との接触で鼻骨骨折の不運に見舞われた。次のオランダ戦は欠場したが、グループリーグ最終戦(6月26日)のポーランド戦にはフェイスガードを着用して復帰し、PKでゴールを決めている。

 しかし、ムバッペは決勝トーナメント1回戦のベルギー戦を前に「こんなことになると思っていなかったが、このフェイスガードをしてのプレーは本当にひどいものだ」とコメントしたという。

 そして「フェイスガードを取り換えたこともあるんだ。プレーするたびに、何か違和感が必ずある。本当に難しい。視界が制限されるし、汗が溜まる。外せるようになったらすぐに外すつもりだけど、選択の余地はない。でも、こうするしかないんだ。こうしないとプレーできない。本当に腹立たしいけど、感謝するしかない」と、自身の感覚について話した。

 ここから決勝戦までは約2週間ということもあり、最後まで勝ち残ったとしてもフェイスガードを外す許可が出るとは考えづらい。プレー中の集中力にも影響しそうだが、ムバッペはどこまで自身のポテンシャルを発揮できるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)