9回、最後の打者となった源田が座り込んで悔しがる(撮影・園田高夫)

写真拡大

 「西武1−2広島」(11日、ベルーナドーム)

 西武が今季ワーストに並ぶ8連敗を喫した。

 九回2死一塁で源田の打球は一ゴロ。必死にヘッドスライディングで飛び込んだが、惜しくもアウトになった。その瞬間、源田はなかなか立ち上がれず、泥だらけのユニホームのまま唇をかみしめた。先発で好投した今井が涙をぬぐいながら、駆け寄り、ともに引き上げた。顔を上げることはできなかった。

 その姿に球場やSNSでは「源田と今井…もうつらすぎる」、「目頭が熱くなった」、「この2人の姿を見て西武野手陣が変わるきっかけになればいいんだけど」、「だめだ、この源田見てたら泣きそうになった」と、涙するファンもあった。

 先発の今井は7回7安打2失点だったが、打線の援護に恵まれなかった。打線は2点を追う八回、佐藤龍が右中間へ2号ソロを放ったが、完封を免れるのがやっとだった。

 西武の8連敗は5月14〜24日以来。今季2度目の8連敗で、借金は22となった。