男子バレー日本代表の小川智大【写真:VNL提供】

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買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会

 バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会(西日本総合展示場)は7日、世界ランク4位の男子日本代表が同1位のポーランド代表に0-3(17-25、15-25、20-25)で今大会初のストレート負けを喫した。第2セットには、リベロで先発した小川智大と、途中出場の山本智大が同時にコートに立ち、“ダブルリベロ”が実現。海外メディアが動画を公開すると、海外ファンを「これは本当にワクワクした」と驚かせている。

 珍しい采配だった。第2セット終盤だ。リベロの黒ではなく、赤のユニホームを着ていた背番号20の山本がコートへ。背番号13の小川と同時出場が実現し、7874人が集まった会場がざわめいた。主将の石川祐希が黒のリベロユニホームを着用していたことで試合前から話題になっていた。

 スイスのバレーボール専門メディアバレーボール・ワールド」の公式X(旧ツイッター)は「いや〜、これはレアだ…」と記して実際の動画を公開。海外ファンからも「伝説だ…」「おお、これはすばらしい!!」「これはとってもクール!! ヤマモトがスパイクを打つのを待っていたんだけど」「え?? どうして?」「オーマイガー、これは本当にワクワクした」と反響が寄せられ、驚きが広がった。

“ダブルリベロ”が実現した時の騒然とした雰囲気について、試合後の取材で山本は「聞こえました。ああ、沸いてるな〜って」と表現した。代表争いを繰り広げる2人は互いにリスペクトする間柄。試合前には小川と「全部拾ってやろうぜっていう感じの話はしていました」と明かしていた。

(THE ANSWER編集部)