『LOIS & CLARK/新スーパーマン』、クリフハンガーで打ち切られた理由とは?

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90年代に放送されて人気を博した『LOIS & CLARK/新スーパーマン』は、なぜクリフハンガーで終わったシーズン4で打ち切られてしまったのだろうか?

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打ち切りの理由は?

『新スーパーマン』は、米ABCにて1993年より4シーズンにわたって放送されたDCドラマシリーズ。カンザス州スモールビルを離れ、デイリー・プラネット社で新聞記者として働き始めたクラーク・ケントがスーパーマンとして悪に立ち向かう姿や、やり手の女性記者ロイス・レインと繰り広げる恋愛模様がスリリングに描かれる。

スーパーマン役で、『SUPERGIRL/スーパーガール』『23号室の小悪魔』などのディーン・ケインが主演し、『デスパレートな妻たち』のスーザン役で知られるテリー・ハッチャーがロイス役を演じた。

米Looperによると、『新スーパーマン』の視聴率はシーズン3まで好調だったが、その数字はシーズン4で急激に落ち込んだという。早い段階から危険信号が点滅していたにもかかわらず、製作チームはABCがシーズン5にゴーサインを出すだろうと見込み、シーズン4最終話を、クラークとルイスが自宅の玄関でクリプトン人の赤ちゃんを見つけるクリフハンガーで終えることに決めたとのこと。

製作チームがシーズン5への更新に自信を持っていたということは、すでに新シーズンのアイデアがあったのだろうか。2018年、米Entertainment Weeklyのインタビューで、製作総指揮を務めたユージニー・ロス=レミング(『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』)がシーズン5の大まかなビジョンはあったとし、「もし番組が続いていたら、どのように彼らが子どもを育てようか思案する姿を描いていたでしょう」と回答。クリプトン人であるため瞬く間に成長する赤ちゃんについて、「数ヶ月でティーンエイジャーになっていたでしょうね」ともコメントし、「子どもも、クラークのようにスーパーパワーを持っているのでしょうか?」との質問には、「実際のところ、そこまで考えていませんでした」と答えていた。

ファイナルとなったシーズン4のストーリーが完結しなかったのは残念だが、U-NEXTにて5月30日(木)より『LOIS & CLARK/新スーパーマン』シーズン1〜4が一挙配信となるため、この機会にチェックしてみよう。(海外ドラマNAVI)