サッカーW杯カタール大会の準々決勝で対戦したイングランド代表のジュード・ベリンガム(左)とフランス代表のキリアン・エムバペ(2022年12月10日撮影)。(c)Paul ELLIS / AFP

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【AFP=時事】サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のMFジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)は27日、フランス代表の主将キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)と来季クラブで一緒にプレーできれば「本当にすごいことだ」と語った。

 エムバペは現在の所属クラブであるフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)との契約が今夏で満了を迎えることになっており、次の移籍先としてレアルが有力視されている。加入となれば、エムバペは今季クラブの得点王であるベリンガムをアシスト役に、ビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)とオールスターぞろいの攻撃陣を形成する。

 ベリンガムは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)決勝に向けたこの日のメディアデーで、「自分は選手を選択できないし、移籍に関する権限はないけれど、キリアン・エムバペほどの逸材とプレーしたくない選手などいるだろうか?」「現状にこれ以上プレッシャーはかけたくないし、常に話題にされて彼にとっては難しい状況なのは察している。だけど、(エムバペが加入すれば)それは本当にすごいことだ」と報道陣に語った。

 エムバペは前週、リーグ1王者PSGでの最後の試合となったフランス杯(French Cup 2023-24)を制して有終の美を飾った後、移籍先については間もなく公表する意向を示し、「自分が望んでいたのは、トロフィーとともにこのクラブで良い最後を迎えることだけだった。何事にも時期というものがあると思う。将来のクラブについては良い時期に発表するつもりだ」と述べた。

 数日中には明らかにするとしているが、「具体的にいつかは分からない。(まとめる必要がある)いくつかの事項はあるけれど、ここで良い終わり方をすることが最も重要だった」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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