WindowsとMeta Questで空間内にウィンドウを並べてApple Vision Proっぽい作業を可能にする「Volumetric Apps」をMicrosoftが発表
Microsoftが、WindowsとMeta Questを連係させて「ウィンドウを3D空間内に配置」「3Dオブジェクトを手で動かす」といった操作を可能にする機能を発表しました。Microsoftはウィンドウを3D空間内に配置する機能を「Volumetric Apps」と呼称しています。
Unlock a new era of innovation with Windows Copilot Runtime and Copilot+ PCs - Windows Developer Blog
Volumetric Appsは、2024年5月21日(火)に始まったMicrosoftの開発者向けイベント「Microsoft Build 2024」の中で発表されました。Volumetric Appsに関する発表は以下の動画の1時間59分20秒頃から確認できます。
Microsoft Build 2024: Day 1 #MSBuild - YouTube
PCの前でMeta Questを装着。
すると、PCで開いているウィンドウが目の前の空間に表示されます。
手をかざすと3Dオブジェクトが出現。
3Dオブジェクトは手でつまんでグリグリ動かせます。この3DオブジェクトはCADアプリ「Creo」で編集中のオブジェクトのようです。画面左下には「Captured on Meta Quest 3(Meta Quest 3で撮影)」と記されているため、Meta Quest 3で実際に動作する段階までVolumetric Appsの開発が進んでいることが分かります。
マウスやキーボードでCreoを操作すると、3Dオブジェクトの見た目もリアルタイムで変化します。
Volumetric Appsを使えば、こんな感じに「ウィンドウを3D空間内に配置してディスプレイの面積の制限を受けずに作業しつつ、作業設計中のデバイスの見た目を3D空間で確認する」という操作が可能になるというわけです。
なお、MicrosoftはVolumetric Appsのテスト開発者を以下のフォームで募集しています。
3D software and mixed reality
https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=v4j5cvGGr0GRqy180BHbR35z8y2oNjBOmsgL_HrnYKlURU1XUlJYOEczWVlESUVHQUFWRlBQMjJSQy4u
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