大谷翔平は「決して喧嘩しない」 乱闘寸前でも笑顔&ウインクに米メディアも注目、ド軍連敗ストップ
パドレス戦で両軍ベンチから選手が飛び出すシーンも
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、パドレス戦に「2番・DH」で先発。2打数無安打1打点、2四球でチームは5-2で勝利した。5回、パドレス打者が内角球に激昂し、両軍ベンチから選手が飛び出す一触即発の場面も発生。大谷、パドレスの松井裕樹投手も輪に加わったが、両者は笑顔になるシーンも。大谷はウインクも見せるなど、周囲のピリピリムードとは違った空気を漂わせ、米ファンから「彼は決して喧嘩しない」などと注目されていた。
1-0とドジャースリードの5回、パドレスの打者プロファーが内角の厳しいボールに怒り、捕手スミスと言い合いになった。両軍ベンチから選手が飛び出し、ホームベース付近に輪ができる。ベンチから大谷、ブルペンからは松井も駆けつけた。
ただ、大谷は笑顔でニコリ。帽子を取った松井らがいる方へウインクする場面もあり、周囲のピリピリした雰囲気とは違った様子だった。
大谷の表情には米メディア「ドジャース・ネーション」の公式X(旧ツイッター)も注目。「ドジャースとパドレスのベンチが空っぽになっても、明るい雰囲気のままのショウヘイ・オオタニ」と紹介し、米ファンも「彼は決して喧嘩しない。そして彼に手を出すことを神が禁じている」「何としても彼を守ってくれ」「ユウキ・マツイを真っ直ぐに見つめて、怒ってるふりをしてた。それで笑顔になって、冗談だよって(笑)なんてかわいい男なんだ」「オオタニはチームをサポートするためだけにそこにいるんだ」「気まずい状況にいるときの私みたい」「ああああ」などと反応していた。
結局、乱闘にまでは発展せず。ただ、試合を中継していた米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況席では、解説のエリック・キャロス氏が「私たちは何時間も待っていたんだぞ」と、雨天のため試合開始が遅れたことに触れ、両軍の雰囲気に呆れていた。ドジャースは連敗を2でストップ。明日の同カードではパドレス・ダルビッシュ有投手が先発する。
(THE ANSWER編集部)