初勝利を目指すアウェイキング(昨年9月撮影、ユーザー提供:えだまめさん)

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 オーナー、そして厩舎の期待に応えたい。凱旋門賞馬ヴァルトガイストの近親となるアウェイキング(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が、土曜中京3Rの3歳未勝利(芝1200m)で初勝利を狙う。

 アウェイキングは父Kingman、母Waldjagd、母の父Observatoryの血統。近親のヴァルトガイストは19年の凱旋門賞の勝ち馬。一昨年のフランス・アルカナ社のセールで56万ユーロの値が付いた。ウマ娘で知られる藤田晋オーナーの所有馬だ。

 ここまで3戦未勝利。昨年9月の新馬(阪神芝1400m)は4着、続く未勝利(東京芝1400m)は3着。いずれも追われてジリッぽい印象だったが、距離を縮めた前走の未勝利(京都芝1200m)では上がり3F最速となる33秒7をマークして2着。過去一番といえる内容で初勝利間近と思わせた。

 休み明けの今回も再び1200mへ。主戦の坂井瑠星騎手は騎乗停止で乗れないが、川田将雅騎手を確保。馬名の通り、今度こそは「目覚め」の初勝利といきたい。