ルメール騎手と初コンビとなるカンティアーモ(撮影:下野雄規)

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 C.ルメール騎手がカンティアーモ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)でフラワーカップ(3歳牝・GIII・芝1800m)の初制覇を狙う。

 ルメール騎手はこれまでフラワーCに3回参戦。17年のデアレガーロが11着(2番人気)、22年のティズグロリアスが9着(7番人気)、23年のココクレーターが5着(4番人気)と未勝利。いずれもノーザンファーム系のクラブ所有馬に騎乗しながら、勝利どころか馬券圏内すらないというのは意外な感じがする。

 今年のパートナーは初騎乗となるカンティアーモだ。昨年7月の新馬(新潟芝1800m)を川田将雅騎手とのコンビでレコード勝ち。続く前走のデイリー杯2歳SはT.マーカンド騎手が騎乗して6着。後方からとなり、4角手前の反応もひと息。ゴール前でようやくエンジンがかかったような走りだったので、マイルでは距離不足だったとみていいだろう。今回は200m延長で1800m。ならば本領発揮が期待できる。

 3歳の牝馬限定重賞は11レースあるが、ルメール騎手は桜花賞、オークス、秋華賞、チューリップ賞、フローラS、紫苑S、ローズS、フェアリーS、クイーンCの9レースを制している。コンプリートまで残すはフィリーズレビューとフラワーCの2レースのみ。今年こそは難関をモノにして、リーチをかけてみせる。