巨大なカニを操作し育成・対人バトルで殴り合うアクションゲーム「カニノケンカ・ニ」プレイレビュー
物理シムで動く「カニ」に武器を持たせて操作するアクション対戦ゲーム「カニノケンカ」の続編、「カニノケンカ・ニ」が2024年2月13日にアーリーアクセスとして配信開始されました。シングルプレイのやりこみ要素が前作より充実し、さらに「カニ」ではなく「ヒト」を操作するという謎の改変が加えられた本作を遊んでみました。
カニノケンカ・ニ Fight Crab 2 | Game | PLAYISM公式サイト
カニノケンカ・ニは前作に引き続きオンライン対戦モードが存在しているほか、シングルプレイ専用としてカニを育成できる「キャリアモード」などが新要素として追加されました。
キャリアモードは「3年間」をひとくくりとして1匹のカニを育てるモード。悪いカニと戦う「イベントバトル」と、色んな相手と闘う「興行」、リーグに参加してランクを上げていく「公式戦」の3種類がランダムで出現します。
実際にキャリアモードで遊んでみました。カニノケンカ・ニがどのようなゲームなのかは、おおむね以下の動画で理解することができます。
「カニノケンカ・ニ」のキャリアモードで遊んでみた - YouTube
画面中央にいるのがカニ。甲羅の上にはヒトが乗っています。カニは左右のハサミそれぞれに武器や防具を持つことが可能で、左右のクリックで持っている武器を振って相手を攻撃できます。カニの移動はWASDキー。その他ジャンプやダッシュもできます。
基本的には相手のカニをひっくり返して3カウント取れれば勝ち。相手を攻撃するとゲージがたまり、たまればたまるほどひっくり返りやすくなります。
カニノケンカ・ニは戦略性があるのかないのかわからないくらいカオスなバトルが特徴で、弱い相手ならばクリック連打で基本的に勝てます。
また本作の特徴のひとつが「ヒト」を操作できることにあります。Zキーでカニにしがみついていたヒトが地面に降り立ちます。
ヒトはカニに比べて弱いので攻撃などはできませんが、吹っ飛んでしまった武器を引きずり、カニの元まで運ぶという重要な役目を担っています。
キャリアモードで勝利すると武器やチケット、トレーニングポイントを取得可能。
取得した武器はすぐに装備可能なほか、デッキに入れておいて試合中に呼び出して使用することもできます。なお武器には耐久値が存在し、一度壊れた武器は試合終了後も戻ってきません。そのため、どの武器を持っていくのかを考えるのも戦略のひとつ。
トレーニングポイントはカニの強化に必要なポイント。
カニを強くして公式戦に備えられます。
育成したカニは対人戦でも使用可能。対人戦にはカジュアルマッチとランクマッチがあります。なお、「育成したカニとのマッチメイクの許可」を切り替えられるので、OFFにしておくと育成されまくった強カニとの対戦が避けられます。
対人戦ではあらゆる武器から好きなものを選んで持っていけます。キャリアモードでは自分に追随する大量のNPCカニやオブジェクトがあって混迷極まりない状態でしたが、対人戦は1対1の真剣勝負なので少し頭を使った操作が必要。どのタイミングで武器を振るのか、押し引きのタイミングはどうするのかといった点を考慮しつつ、とにかく殴ります。
対人戦が苦手な人には対人戦と同じ形式でCPUとバトルできるオフラインマッチがオススメ。実際のプレイ動画は以下から確認できます。
「カニノケンカ・ニ」オフラインマッチのプレイレビュー - YouTube
わちゃわちゃした戦闘のカオス感や育成ゲームが好きな人にはぜひプレイして欲しい作品となっており、丹精込めて育成したカニを使って友達とオンラインバトルすれば盛り上がること間違いなしです。「カニノケンカ・ニ」はSteamにて税込1480円で配信されています。