上司160人超が答えた「困った部下の特徴」ランキング発表 「意欲がない」「指示待ち」を超えた1位は?
あなたには「仕事ができない」「扱いにくい」といった、いわゆる「困った部下」を持った経験がありますか。ウェブメディア「ミライのお仕事」を運営するネクストレベル(横浜市西区)が、「困った部下」に関する調査を実施。その結果を発表しました。
困った部下を持った経験、全員が「ある」
調査は2024年1月18日から同月24日にかけて、部下がいる・いた経験がある社会人を対象に、インターネットリサーチで実施。計166人(男女各83人)から有効回答を得ています。
まず、全回答者に「困った部下を持った経験があるか」について聞いたところ、回答者全員が「ある」と回答しました。困った部下に手を焼いた経験がある人の多さがうかがえます。
次に、「こんな部下は困る」というタイプについて聞きました。
同率2位となったのは「やる気・意欲がない」と「指示待ち・受動的」(各33.7%)。「何か指摘をしても『はぁ』『あぁ…』という生返事しか返ってこない(岐阜・27歳女性)」「こちらから作業を振らないと何も行動しない。自分で考えて行動しない(宮崎・30歳男性)」「仕事の目的やゴールを説明し、進め方の要点を説明するのだが、言われた作業しかせずに『次は何をやりますか?』と聞いてくる。まるで自分で考えていない(神奈川・69歳女性)」といったコメントが寄せられました。消極的な態度が上司の不評を買っているようです。
そして、1位となったのは「責任感がない」(34.9%)でした。「指示をしても『分からない』という理由で、他の従業員に仕事を回そうとする。仕事に対する責任感がない(東京・29歳女性)」「責任感が乏しく、期限ぎりぎりになって『できない』と泣きついてきます。結局みんなで徹夜して資料を作成(大阪・56歳男性)」「最も衝撃的だったのは、私が仕事の説明をしている途中でいきなり立ち上がって昼食に出かけたこと(千葉・32歳男性)」「急に連絡が取れなくなり、そのまま休職。引き継ぎなど何もなく、他の部下に仕事を押し付けることとなった(神奈川・31歳男性)」など、生々しいエピソードの数々が多数寄せられる結果となりました。
なお他にも、ランク外となったものの、「電話が鳴ったので『◯◯さん、ちょっと出てください』とお願いしたら『私、電話苦手なんで』と断られた(愛知・44歳女性)」「『次は気を付けて』と注意をしたが、すぐ後に鼻歌を歌いながら仕事していた。反省の色がない(石川・45歳女性)」「注意したらトイレに隠れてしまった。親が会社に来てトイレからやっと出てきた。親を呼んだのは部下本人。親に『もう辞める』と駄々をこねて辞めていった…(東京・51歳男性)」など、インパクトのある体験談が集まりました。
調査結果を受けて、同社は「上司の立場の方は『あるある!』と共感できる内容も多いはず。そして、若手の皆さんは日頃上司が部下のどんなところを気にしているのかチェックしてみてはいかがでしょう」とコメントを寄せています。