織守きょうや『キスに煙』尊い、キュン、切なすぎる! “驚愕”は恋と共に 『キスに煙』(織守 きょうや)
『花束は毒』の驚愕のラストが大反響を呼んだ織守きょうやさん。その高いハードルを意外な方向から超えてきた待望の新作『キスに煙』が、全国の書店員さんを悶絶させています。互いを想うがゆえに、互いを疑い、互いを守るための“選択”に飛び込んでいく姿に、ときめきと驚きに震えるみなさんの声をお届けします!
あおい書店富士店 鈴木裕里さん
とてもとても先が気になり一気読みでした。
サスペンスにドキドキ、ロマンスにキュンとくる至高の一冊。これは織守さんにしか書けないのではないだろうか。お互いを尊重し守るため彼らは自分の心に嘘をつく。夢の途中で出会った恋の行方に、心に寄り添うような愛に胸が高鳴る本です。
文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子さん
最高です!!
尊い!!
お互いをリスペクトし合う関係性の2人から目が離せない!
ロマンス×サスペンス!!
お互いがお互いにとって唯一無二の存在だなんて、素敵過ぎる!
塩澤の志藤への愛情が、全てを許し包み込む、相手の幸せを願っている愛で応援したくなってしまう。かたや、志藤の恋愛に対するフラットな考え方が気持ち良い。
これは、究極の恋愛小説なのではないでしょうか!!
ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん
切ない純愛に心がはりさけそうになった。
自分よりその人のことを思う。拒絶されたら、今の友人のままでいいのかもしれないと惑う。ただつながっていたい。ふみこめない気持ちが切実すぎる。その人をいつもいつも陰ながら想う。二人の関係が美しくて素晴らしい。
こんなに人を愛してみたいと思った。
未来屋書店碑文谷店 福原夏菜美さん
愛に、才能に、全てが美しく魅せられました。これほどまでに人を愛したことがあるだろうか。究極の愛の物語。尊死です……!
あおい書店富士店 望月美保子さん
フィギュアスケートの煌びやかで華々しい舞台で競い合う美しい闘いとは裏腹に選手も一人間の欲望や嫉妬が渦巻いている。
素直に好きだと言えないうちに秘めた想い、この人のためなら死ねる激しいまでの恋心。枯れないで欲しい、いつまでもその想い。
アマノ布橋店 山本明広さん
志藤と塩澤の関係、これをまさに「尊い」と呼ぶのだろう。
お互いの、自分にはない才能に魅了され、お互いの選択を尊重し、認め合う。時に想いが高まり過ぎて暴走するところに「なんで!」とドキドキさせられつつ、お互いに相手をうまく転がしているつもりが逆だったりするところにニヤニヤさせられたり。そこに華を添える絵梨世とミラーの存在もまた素晴らしい。
素敵なダンスを見せていただきました。
TSUTAYA黒磯店 阿久津恵さん
自殺か他殺か? のドキドキハラハラやミステリかと思いきや、蓋を開けたらラブストーリーで、そうきたかー!と驚きました。2人が勘違いと早とちりですれ違うところなんかまさに少女マンガじゃないかと。とても面白かったです!
明屋書店厚狭店 小椋さつきさん
めちゃくちゃキュンキュンしました! 久しぶりのBL、楽しかったです。いや、BLという言葉で軽々しく括ってはいけないような尊さを感じました...
塩澤が勘違いしてしまったシーンでは、「だめだよ! やめて! 志藤早く来て!」と心の中で叫びまくりでした。本っっ当に間に合ってよかった……。
これからも2人が末永く幸せでいられることを願うばかりです♡
宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみさん
最高!! によかった!!
二人の関係性がとっても良い!
脳内で声優の下野紘さんと谷山紀章さんで勝手に再生してました。私の好みですみません。でもでもきっと朗読劇とかドラマとかになっても良い作品だと思うんです!
キュンやときめきもありつつ、サスペンス要素もありきっとこれから読む読者の方たちも最高!と思ってもらえるんじゃないでしょうか。
off stageの不穏な空気がなんとも言えず、色々と想像して読み進めるのもとても楽しかったです。
私に画力があったら塩澤と志藤を描きたい! と強く願うほど好きです。
椿書房 渡部哩菜さん
キュンッキュンでした!! 織守先生がBLを書いてくださるとは思わず驚きです。『キスに煙』というタイトルの意味を読了後に考える時間も至福でした……。塩澤も志藤も、絵梨世も、それぞれの形で幸せになれて良かった。『花束は毒』よりもっと好きなくらいです。
水嶋書房くずは駅店 枡田愛さん
なんと! 織守さん、めっちゃ恋愛小説!
フィギュアスケートって自分も小さい頃に少ししてたんですが、
力強く、美しく、激しく、たおやかでなんとも言えない雰囲気がありますよね
特に高橋大輔さんくらいからの男子はとてつもなく魅力的で。
演技があるからこそお互いに惹かれる、嫉妬する、好きになる気持ちは肯ける。
それが愛なのか友情なのかはこれからと言うのも……。
同性とか異性とか関係ない世界にまで到達しているな~。
紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん
男子フィギュアスケーターとして、良いライバルであり親友だった二人。
その後、一人は引退し、一人は現役続投と、状況は変わってしまっても、
お互いを大切に想う気持ちに、胸に温かな気持ちが広がりました。
ある事件をきっかけに、それぞれが胸に秘めた想いが交錯するとき、
今までのかたちが変わっていく。
その様子が、泣きたくなるほど一途でまっすぐで、
心をぎゅうぎゅうに締め付けられるようでした。
少し触れただけで壊れそうな、繊細で脆い薄氷のような、切ないほど純粋な愛の物語。
読み終えた今も、ずっと美しい情緒纏綿な空気感に包まれています。
また、何度も読み返したいです。
丸善丸広百貨店東松山店 本郷綾子さん
かつてフィギュアスケートの選手だった男が愛したのは、トップスケーターの一人の男だった。
人を愛するということ、全てを守り抜くこと。
胸に秘めた思いがどんな結末へと続いていくのか、是非その目で見てほしい。
大盛堂書店 山本亮さん
この世において友情として慕い、あるいは恋焦がれる男にどうやって気持ちを伝えるのか、またあえて伝えないべきか。あらゆる場面でお互いに何枚もの言葉のカードを切る仕草と戸惑いに目と心を奪われる。最後まで読者を掴んで離さない魅力的な世界観を堪能した。