【海外発!Breaking News】サーカス団員、回転車輪から10メートル下に転落 観客は「ショーの一部かと思った」(英)<動画あり>
エキサイティングなパフォーマンスで人々を魅了するサーカスだが、団員らは危険と隣り合わせでショーに挑んでいる。このほどイギリスで開催されたサーカスのショーで、男性団員が「死の大車輪」と呼ばれるパフォーマンスを披露していたところ、回転車輪から約10メートル下に転落して大怪我をした。英ニュースメディア『The Sun』などが報じた。
【この記事の他の写真を見る】
英ノーフォーク州グレート・ヤーマスにある「ヒッポドローム(Hippodrome)」は、サーカスのショーを行うために1903年に建てられた建物である。この歴史ある場所で、今月9日からクリスマスのイベントとして「クリスマス・サーカス・アンド・ウォーターショー」が開催され、人々を楽しませている。
しかし現地時間13日、午後6時半に開催されたショーでショッキングな事故が起こってしまった。当時、男性団員2人が、大きな車輪の両端にある輪の内側と外側をバランスを保ちながら移動する「死の大車輪」と呼ばれるパフォーマンスを命綱なしで披露していた。
男性団員たちは輪の上でバランスをとっていたが、そのうち1人が最も高く輪が上がった約10メートルの地点でバランスを崩し、転落した。観客席から悲鳴が上がり、男性は落下途中に車輪の鉄骨部分に身体を打ち付けていた。観客の中にはパフォーマンスの一部だと思った人もいたようだが、ステージがスクリーンで覆われて見えなくなった時、誰もが大変な事態になっていることに気付いたそうだ。
英ニュースメディア『The Sun』によると、当時観客席にいた非番の警察官と救急隊員が救助に駆けつけ、転落した男性は同州のジェームズ・パジェット大学病院に搬送された後、ケンブリッジのアデンブルックズ病院に運ばれたそうだ。また『英国放送協会(BBC)』では、この男性はコロンビア出身であり、一緒にパフォーマンスをしていたもう1人は彼の兄弟だと報じている。
当時の様子を撮影していた観客の女性は『BBC』のインタビューに応じ、このように語っている。
「パフォーマンスがとても素晴らしかったので、録画していたのです。彼は足を滑らせてそのまま床に落ちてしまいました。でもそれも演技だと思ったので、録画を続けていました。彼らは観客をハラハラさせて楽しませるためにわざとミスするようなことをよくしますが、後になって私たちは『何かが違う』と気づいたのです。」
また、ヒッポドロームのマネージャーであるジャック・ジェイ氏(Jack Jay)によると、転落した男性は肩、腕、脚を骨折したが、病院で治療を受けて順調に回復しているという。さらにジャック氏は、こう続けた。
「長い回復プロセスを経た後には、怪我による問題が続くような心配などはないと思っています。彼の性格を知っているので、さらに強くなって戻ってくると私は確信しています。」
ちなみに翌日もショーは敢行されたが、「死の大車輪」によるパフォーマンスは中止された。現在、安全衛生当局が調査しており、ジャック氏は「人為的なミスのようで、設備や装備に関する欠陥は今のところ見つかっていない」と述べている。
画像は『The Sun 2023年12月14日付「TERRIFYING PLUNGE Great Yarmouth circus: Horror as Hippodrome acrobat falls 33ft from ‘giant wheel of death’ suffering ‘broken bones’」、2021年10月17日付「BEAR RAGE Horror moment ‘jealous’ brown bear attacks pregnant circus performer in front of screaming children」(Credit: East2West)』『Storyful Viral 2023年11月30日付TikTok「A South African professional mermaid had a brief scare」』『The Siberian Times 2021年7月18日付X「Every month Russian media report at least one attack of travelling circus animal ‘artists’ on trainers.」』『LADbible 2020年10月17日付「Circus Trainer Killed By Bear After He ‘Forgot To Take Off’ Coronavirus Mask」(Credit: East2West News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
【この記事の他の写真を見る】
英ノーフォーク州グレート・ヤーマスにある「ヒッポドローム(Hippodrome)」は、サーカスのショーを行うために1903年に建てられた建物である。この歴史ある場所で、今月9日からクリスマスのイベントとして「クリスマス・サーカス・アンド・ウォーターショー」が開催され、人々を楽しませている。
男性団員たちは輪の上でバランスをとっていたが、そのうち1人が最も高く輪が上がった約10メートルの地点でバランスを崩し、転落した。観客席から悲鳴が上がり、男性は落下途中に車輪の鉄骨部分に身体を打ち付けていた。観客の中にはパフォーマンスの一部だと思った人もいたようだが、ステージがスクリーンで覆われて見えなくなった時、誰もが大変な事態になっていることに気付いたそうだ。
英ニュースメディア『The Sun』によると、当時観客席にいた非番の警察官と救急隊員が救助に駆けつけ、転落した男性は同州のジェームズ・パジェット大学病院に搬送された後、ケンブリッジのアデンブルックズ病院に運ばれたそうだ。また『英国放送協会(BBC)』では、この男性はコロンビア出身であり、一緒にパフォーマンスをしていたもう1人は彼の兄弟だと報じている。
当時の様子を撮影していた観客の女性は『BBC』のインタビューに応じ、このように語っている。
「パフォーマンスがとても素晴らしかったので、録画していたのです。彼は足を滑らせてそのまま床に落ちてしまいました。でもそれも演技だと思ったので、録画を続けていました。彼らは観客をハラハラさせて楽しませるためにわざとミスするようなことをよくしますが、後になって私たちは『何かが違う』と気づいたのです。」
また、ヒッポドロームのマネージャーであるジャック・ジェイ氏(Jack Jay)によると、転落した男性は肩、腕、脚を骨折したが、病院で治療を受けて順調に回復しているという。さらにジャック氏は、こう続けた。
「長い回復プロセスを経た後には、怪我による問題が続くような心配などはないと思っています。彼の性格を知っているので、さらに強くなって戻ってくると私は確信しています。」
ちなみに翌日もショーは敢行されたが、「死の大車輪」によるパフォーマンスは中止された。現在、安全衛生当局が調査しており、ジャック氏は「人為的なミスのようで、設備や装備に関する欠陥は今のところ見つかっていない」と述べている。
画像は『The Sun 2023年12月14日付「TERRIFYING PLUNGE Great Yarmouth circus: Horror as Hippodrome acrobat falls 33ft from ‘giant wheel of death’ suffering ‘broken bones’」、2021年10月17日付「BEAR RAGE Horror moment ‘jealous’ brown bear attacks pregnant circus performer in front of screaming children」(Credit: East2West)』『Storyful Viral 2023年11月30日付TikTok「A South African professional mermaid had a brief scare」』『The Siberian Times 2021年7月18日付X「Every month Russian media report at least one attack of travelling circus animal ‘artists’ on trainers.」』『LADbible 2020年10月17日付「Circus Trainer Killed By Bear After He ‘Forgot To Take Off’ Coronavirus Mask」(Credit: East2West News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)